業界をリードするKastenのKubernetesネイティブのバックアップソリューションとVeeamのクラウド・データ・マネジメント・プラットフォームを1つにまとめることで、最新のデータ保護を提供する最も完成度の高いプラットフォームが実現しました。
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Veeamは、Kubernetesのバックアップと災害復旧におけるマーケットリーダーであるKastenを、1億5000万ドルの現金と株式で買収したことを発表しました。これにより2つの業界リーダーが1つになり、世界中のITおよびクラウド運用チームが抱いている、Kubernetesのアプリケーションバックアップおよびモビリティに関して増加し続けるニーズに応えることができるようになりました。
クラウドネイティブの導入と運用は急増し続けており、Kubernetesネイティブのバックアップは最も重要なニーズの1つです。Kastenは、市場をリードする技術と世界中の主力の顧客によってこのニーズに対応するという点で、業界で認められたリーダーです。
この買収によって、2020年5月にVeeamとKastenの間で発表した戦略的パートナーシップが強固なものとなりました。また、お客様やパートナー、アナリストの方々には、今回の買収を非常に好意的に受け入れていただいています。
これにより、クラウドとオンプレミスにわたるデータマネジメントでのVeeamのリーダーシップが強化され、 Kubernetesに基づいた最新のコンテナワークロードが追加されることとなりました。
Kubernetesは、急速に全てのアプリケーションの基盤となりつつあり、パブリッククラウドやオンプレミスなど、アプリケーションの導入先を問いません。Kubernetesはそのユビキタスな性質から次のエンタープライズプラットフォームに選ばれ、LinuxやvSphereへの仲間入りを果たしています。
また、急速に成長しているKubernetesに対応したパブリック・クラウド・プラットフォーム(AWSのEKS、Microsoft AzureのAKS、Google CloudのGKEなど)に加えて、VMwareもTanzuポートフォリオやvSphereの進歩の一部として、Kubernetesを手厚く扱っています。
Kasten K10データ・マネジメント・プラットフォームは、上述のパブリック・クラウド・ベンダーやVMware製品との統合のほか、Red Hat OpenShiftや複数のストレージプロバイダーもサポートするため、Veeamはお客様へのエコシステムの提供をさらに強化できます。
Kastenは、Kubernetesのバックアップおよび災害復旧で評価されている業界リーダーです。KastenのK10データ・マネジメント・プラットフォームはKubernetes専用に作られており、Kubernetesバックアップとアプリケーションのモビリティ向けに、 圧倒的に操作がシンプルで、使いやすく、スケーラブルでセキュアなシステムを企業の運用チームに提供します。
なお、お客様やアナリストの中には、Kastenを「KubernetesのためのVeeam」と表現した方もいらっしゃるようです。これは、バックアップを非常に簡単にし、基礎となるインフラストラクチャについて、選択の自由をお客様に与えることに重点を置いたソフトウェアソリューションを提供する、というアプローチに共通性があることを示唆しています。
VeeamはKastenを買収しましたが、KastenはVeeamの中の独立したKubernetes事業部門として運営されます。
Veeamの組織構造は変わりません。Kastenは、Veeamの中の独立したKubernetes事業部門として運営されます。Kubernetes事業部門は、Kastenの創業者であるNiraj ToliaとVaibhav Kamraが率います。Toliaがプレジデント兼ゼネラルマネージャー、Kamraが最高技術責任者(CTO)となります。Toliaは、Veeamの最高経営責任者(CEO)Bill Largentの直属の部下となります。
いいえ。Veeamの経営陣は変わりません。
Veeamにおいて、マイクロサービスベースのアーキテクチャを使用するアプリケーションの勢いが急速に増したため、この買収によってDevOpsとして知られるアプリケーション開発方法の新しいセグメントが確立しました。コンテナは、このDevOps主導のインフラストラクチャおよびアプリケーションの最新化の重要なコンポーネントで、Kubernetesは主要なコンテナ・オーケストレーション・プラットフォームとして登場しました。これによって、仮想、物理、クラウド、およびKubernetes環境を含む、1つのデータ保護プラットフォームを実現する重要な機会が創出されています。
Veeamは、この環境の戦略的な重要性を理解しています。また、Kubernetesに深く統合された最新のデータマネジメントを提供に対する重要性がますます増加するなか、日々の管理を軽減しつつ品質とスケーラビリティを向上し、アプリケーション提供を高速化するためのDevOpsの発展について認識しています。KastenのK10データ・マネジメント・プラットフォームにより、Veeamは、Kubernetesバックアップとアプリケーションのモビリティ向けに、 圧倒的に操作がシンプルで、使いやすく、スケーラブルでセキュアなシステムを、企業の運用チームに提供します。
私たちは、とても重要な次の段階へ進みつつあります。それはKubernetesネイティブのワークロードをオンプレミスやマルチクラウド環境で保護するため、お客様のコンテナ採用への移行に対応するためです。この重要なマイルストーンによって、Kubernetes環境で構築されたコンテナベースのアプリケーションのデータ保護をサポートする、業界をリードするクラウド・データ・マネジメント・プラットフォームを提供し続けるというVeeamのコミットメントが強化されます。
買収はVeeamカスタマーサポートには影響しません。VeeamとKastenは非常に補完性の高いパートナーです。Veeamのお客様と潜在顧客の間ではKubernetesに対する支持が高まっており、今回の買収はメリットになると考えられます。企業に焦点を当てたKastenのコンテナ管理プラットフォームであるK10のカスタマーサポートは、Kastenチームによって管理されます。
買収の成立と統合の期間中は、シームレスな運用とカスタマーエクスペリエンスを支援するため、お客様はKastenが構築したセールスチャネルから既存のKasten SKUを引き続きご購入いただけます。
お客様の投資は、顧客重視と成功へのコミットメントにおいて評価の高いVeeamがサポートしますのでご安心ください。
Kastenの日常業務に変更はなく、Kastenは今後もお客様の成功のために100%の努力を続けてまいります。業務は今までと変わらず、Kastenがデータマネジメントのグローバルリーダーに加わっただけです。お客様は、VeeamのGTMが持つ専門知識や業界をリードするR&D、および世界的に有名な顧客成功モデルを利用するKastenの双方からメリットを得ることができるでしょう。