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Veeam、米Hitachi Vantaraとグローバルな戦略的提携を締結し、包括的なデータ保護ソリューションを提供

新たな提携により、Veeamのデータ保護およびランサムウェアリカバリソフトウェアとHitachi Vantaraの持つインフラストラクチャの専門知識を統合し、徹底した多層防御戦略を強化

2024年5月15日 米国カリフォルニア州サンタクララ発 抄訳 -データ保護とランサムウェアリカバリソリューションの市場シェアNo.1企業であるVeeam® Software(以下、Veeam)は、本日、日立製作所(TSE: 6501)の米国子会社でデータストレージ、インフラストラクチャ、およびハイブリッドクラウド管理を担うHitachi Vantaraと、お客様への先進的なサイバーリカバリおよびデータ保護ソリューションの提供に向けた戦略的提携を発表しました。

これらのソリューションは、Hitachi VantaraのインフラストラクチャポートフォリオとVeeamのソフトウェアを統合することで、企業をランサムウェア攻撃から守り、ダウンタイムを最小限に抑えます。

ランサムウェア攻撃やデータ漏洩が増加する時代において、企業は重要なデータを保護する上で今までにない課題に直面しています。Veeamの年次調査「データプロテクションレポート 2024」によると、76%の組織が過去1年間に少なくとも1回のランサムウェア攻撃を受けていることが明らかになりました。この数値は今後さらに増加すると予想され、増大するサイバーセキュリティリスクに対抗するための効果的な戦略と提携が必要になることを裏付けています。

戦略的提携の内容

今回の提携により、クラウドを活用する企業に対して、さまざまな活用段階のニーズに対応できるかつ導入が容易なソリューションを提供することで、企業のサイバーレジリエンシーの向上を図ります。Veeam Data Platformは、Hitachi Vantaraの既存のストレージプラットフォーム(Virtual Storage Platform One、Hitachi Content Platform、Hitachi Unified Compute Platform)とのシームレスな統合により、ランサムウェア検出、迅速なリカバリ、イミュータブルストレージを含む優れたサイバーレジリエンス機能を提供します。これにより、企業はハイブリッドクラウド環境全体で目標復旧時点(RPO)の改善とデータの信頼性を確保できます。この提携を通して、Hitachi Vantaraは、複数のベンダーとの取引に伴うコストと複雑さを軽減しながら、Hitachi Vantaraの7層の多層防御戦略を用いてデータ保護とサイバーレジリエンシーの課題に対処するためのより多くのツールをお客様とパートナーに提供することができます。

さらに、提携を通じて、Hitachi Vantaraはデータ保護サービス(DPaaS)などの消費モデルを提供し、既存のインフラストラクチャおよびソフトウェアソリューションとシームレスに統合します。Hitachi Vantaraのソリューションは、米国国立標準技術研究所(NIST)のフレームワークなどに準拠しており、企業がデータと運用に自信を持って保護し、厳しい規制要件を満たすことを可能にします。7層におよぶ徹底した多層防御戦略を採用することで、企業は運用のリカバリ能力を向上させ、サイバー攻撃やデータ漏洩のリスクを軽減することができます。

※Hitachi VantaraとVeeamの提携について詳しくは下記URLをご覧ください。

URL: https://www.hitachivantara.com/en-us/partners/technology-alliance-partner/veeam

コメント

Hitachi Vantaraの戦略的パートナーおよびアライアンスのシニアバイスプレジデントである、キンバリー・キング(Kimberly King)氏は、次のように述べています。

「チャネル・ファーストのアプローチを継続する中で、Veeamとの提携はパートナーの力を高めるという私たちのコミットメントを体現しています。両社協力のもと、Hitachi Vantaraからの競争力のある価格のソリューションにアクセスできるだけでなく、パートナーがそのステークホルダーにより良いサービスを提供できるように、包括的な導入および管理サービスも提供します。これにより、データ保護およびサイバーリカバリ戦略の選択肢の幅が広がり、お客様やパートナーに柔軟性と強力なバックアップおよびリカバリオプションが提供されます」

IDCのチャネルおよびアライアンス担当のプログラムバイスプレジデントであるスティーブ・ホワイト(Steve White)氏は、次のように述べています。

「この協力は企業にとって非常に重要なタイミングで行われました。サイバーリスクが増大する中で、この提携は、現代の複雑なデータ保護への対応に不可欠なツールを企業に提供するだけでなく、信頼性の高い防御を提供するために業界リーダーを結集することで、進化するセキュリティチャレンジに対する信頼を強化します」

Veeam Softwareのグローバルチャネルおよびアライアンスのバイスプレジデントであるラリッサ・クランドール(Larissa Crandall)は、次のように述べています。

「Hitachi Vantaraとの提携はお客様にサイバーレジリエンシーを提供することに焦点を当てています。Hitachi Vantaraのインフラストラクチャ能力とVeeamのソフトウェア専門知識を組み合わせることで、企業は簡単に導入できる高度なデータ保護およびランサムウェアリカバリソリューションを活用して、常に重要なデータ資産の信頼性と可用性を確保できます」

この戦略的協力により、Hitachi Vantaraのデータ保護能力が強化され、リカバリの運用能力と規制遵守のための100%のデータ可用性が確保されます。包括的なサイバー防御戦略とカスタマイズ可能なストレージポートフォリオを備えたHitachi Vantaraは、エッジからコアまでのデータ保護を近代化し、既存のソリューションとシームレスに統合します。イミュータブルバックアップやランサムウェア保護などの機能により、企業の重要なデータが高度なサイバー脅威からも安全でアクセス可能な状態が確保されます。何十年にもわたるITの経験と革新へのコミットメントにより、Hitachi Vantaraはサイバーセキュリティ体制を向上し、継続的なデータ可用性を確保しようとする企業にとって信頼できるパートナーです。

※Hitachi Vantaraのデータ保護に関しては、下記URLをご確認ください。

URL: https://www.hitachivantara.com/en-us/solutions/data-protection-cyber-resiliency

その他の情報は、下記よりご確認ください。

Hitachi Vantaraについて

Hitachi Vantara LLC は、データを活用してイノベーションを推進し、新たな変革をもたらします。日立製作所の100%子会社であるHitachi Vantara LLC は、世界をリードするイノベーターに対し信頼性の高いデータ基盤を提供しています。データストレージ、インフラストラクチャ、クラウド管理、そしてデジタルの専門知識を通じて、お客さまが持続的なビジネス成長の基盤を構築できるようサポートします。

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日立製作所について

日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまの DX を支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」の事業体制のもと、IT や OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用する Lumada ソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2023年度(2024年3月期)の3部門の連結売上収益は8兆5,643億円、連結子会社は573社、全世界で約27万人の従業員を擁しています。

https://www.hitachi.co.jp/

Veeam Softwareについて

Veeam®は、データ保護とランサムウェアリカバリの世界No.1マーケットリーダーとして、すべての組織のデータ障害や損失の回復を行うだけでなく、ビジネスが前進できるよう支援することをミッションとしています。Veeamを使用することで、組織はハイブリッドクラウドのデータセキュリティ、データ復旧、データの自由を通じて、企業や組織の基盤となるレジリエンス実現します。Veeam Data Platformは、クラウド、仮想、物理、SaaSおよびKubernetes環境向けの単一ソリューションで、アプリやデータを常に保護・利用可能にすることで、企業の事業継続を支援しています。Veeamは、米国シアトルに本社を置き、30か国以上で事業所を展開しています。グローバル 2,000の74%を含む45万社以上のお客様の事業継続を支援しています。基盤となるレジリエンスはVeeamから始まります。

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