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Veeam’s guidance for customers affected by CrowdStrike’s content update

Veeam、ストレージサービス「Veeam Data Cloud Vault」を強化

クラウドベースのストレージ アズ ア サービス(STaaS)を2種類のエディションで提供開始、ゼロトラスト・データ・レジリエンスに準拠し、Veeam Data Platformとのシームレスな統合を実現

2024年11月12日 米国ワシントン州シアトル発 抄訳 - データレジリエンス分野の市場シェアNo.1企業であるVeeam® Software(以下、Veeam)は、本日、クラウドベースのストレージ アズ ア サービス(STaaS)「Veeam Data Cloud Vault」を、FoundationとAdvancedの2つのエディションで提供開始することを発表しました。

本製品は、Microsoft Azureの優れた性能を活用し、ミッションクリティカルなデータやアプリケーションのバックアップをオフサイトで保存し、ビジネスレジリエンスを確保できるフルマネージド型のクラウドストレージサービスです。

今回のアップデートでは、米Microsoftとの共同開発により、低コストかつ包括的な価格設定の2つのエディションを用意し、自社管理のクラウドストレージで発生しがちな予期せぬ高コストの課題を解消しました。また、Veeam Data Platformとの統合により、Veeamユーザーはより簡単に書き換え不能なオフサイトバックアップを実現できます。

クラウドストレージには、セキュリティ強化や増大するデータ容量への対応など、多くの利点がありますが、多くの企業ではコストの予測、効率の向上、環境構成や管理に関する専門知識の不足といった課題を抱えています。Veeam Data Cloud Vaultは、これらの課題に対応できるソリューションです。

Veeamは米Microsoftと連携し、Azure Blob Cool Storageと統合したアップデート版を開発しました。これにより、バックアップ用のデータストレージ管理が簡素化され、予測が難しかったクラウドコストモデルが解消されます。ユーザーは必要に応じて、Veeamが管理する物理的に隔離された書き換え不能で暗号化されたオフサイトロケーションにバックアップデータを安全に保管・保護を強化し、信頼性の高いリカバリを実現できるようになります。Veeam Data Cloud Vaultは、オンプレミスとAzure VMの両方へ素早くデータを復元できるため、お客様のダウンタイム時間を最小限に抑えることを実現します。

Veeam Data Cloud Vaultは、ゼロトラストの原則にバックアップ環境も追加した「ゼロトラスト・データ・レジリエンス(ZDTR)」のアプローチを採用しています。Veeam Data Cloud Vaultを使用することで、組織はバックアップルール「3-2-1-1-0ルール」に準拠し、サイバー脅威からデータを保護することができます。この理念は、強固なデータ保護戦略とデータレジリエンスを実現するための基盤を形成し、バックアップの信頼性と可用性を確保します。

Veeam Data Cloud Vaultの主な新機能

  • セキュリティと堅牢性: ストレージ・アズ・ア・サービス(STaaS)であるVeeam Data Cloud Vaultは、常に不変で暗号化され、ネットワークから隔離されたゼロトラスト・ストレージ・アーキテクチャにより、データの機密性、整合性、可用性を保障します。本アップデートで、Veeam Data Cloud Vaultは、データセンターでの障害全体からもデータを保護できるほどの最大12ナインの耐久性を提供できるようになりました。Veeamは、サイバー脅威、特にバックアップリポジトリに対する脅威から組織を保護するために、最高水準のセキュリティ対策を適用しています。
  • 予測可能性:2種類のエディションは、読み取り/書き込みリクエストとデータエグレス料金(データ通信料)込みの予測可能な定額制(TB単位)の価格設定です。あらゆる規模の組織が、コストをより予測可能に管理・制御しながら、セキュアなクラウドベースのストレージのメリットを受けることができます。
  • より簡単に:Azure上に構築された、オンデマンドで事前設定済みの完全管理型クラウドストレージをVeeam Data Platformに直接統合されたインターフェイスから設定することで、クラウドとセキュリティのスキルギャップを最小限に抑えます。これよって、Veeam Data Platformから直接Veeam Vaultを調達し、プロビジョニングおよび監視機能、オンプレミスとAzure VMに直接リストアする機能が実現できます。

提供開始時期

Veeam Data Cloud Vaultは、FoundationとAdvancedの2つのエディションが利用できます。クラウドストレージのバックアップに関するお客様のユースケースにきめ細かく対応し、コスト効率に優れ、デフォルトで安全性が確保されたDIYソリューションの代替手段として活用できます。

※日本での提供開始時期は、11月中旬以降の予定です。販売価格については、別途お問い合わせください。

コメント

Veeamの最高技術責任者(CTO)であるニラジ・トーリア(Niraj Tolia)は、次のように述べています。

「デジタル世界におけるデータの価値と、サイバー攻撃を含むデータに対して高まるリスクを踏まえ、企業はデータレジリエンスへの信頼性が高く、費用対効果に優れた手段を必要としています。Veeam Data Cloud Vaultは、安全で手間のかからないクラウドストレージで、管理上の課題や予測できないコスト問題を解消します。また、Microsoftとの戦略的提携を強化します。バックアップのための簡単で安全かつ予測可能なクラウドストレージへの当社の取り組みは、Veeamをデータレジリエンス市場における世界トップリーダーとしての位置づけをさらに強固なものにします。Veeam Data Cloud Vaultは、Veeamユーザーのニーズに応える画期的な新機能である予測可能で低価格なクラウドストレージの価格設定を導入します。2つの新しいエディションとVeeam Data Platformとのシームレスな統合により、本アップデートはMicrosoft Azureのパワー、スケール、耐久性を活用することで、VeeamとMicrosoftのパートナーシップをさらに強化するものです」

MicrosoftのAzure Storage担当バイスプレジデントあるアウン・オー(Aung Oo)氏は、次のように述べています。

「VeeamのVault製品をVeeam Data Platformと統合することで、お客様がデータとインフラストラクチャを保護するプロセスが簡素化されます。お客様が対策を講じなければならない脅威が増大していることを考えると、データ保護をより利用しやすくすることは極めて重要です。Azure上にVeeam Data Cloud Vaultを構築することで、多様な地理的オプションを駆使して、お客様はデータ所在とコンプライアンスの双方のニーズを満たすことができます。Azureのセキュアなクラウド基盤とVeeamの事業継続および災害復旧(BCDR)における強みを組み合わせることで、お客様に優れたエンドツーエンドのランサムウェア対策ソリューションを提供できます」

※「Veeam Data Cloud Vault」の詳細は、以下をご覧ください。

https://www.veeam.com/jp/products/veeam-data-cloud/cloud-storage-vault.html

Veeam Data Cloud Vaultは、11月19日から22日までシカゴで開催されるMicrosoft Igniteで展示されます。

Veeam Softwareについて

Veeam®は、データレジリエンスにおける世界No.1マーケットリーダーとして、あらゆるビジネスで必要な時に必要な場所ですべてのデータの信頼性と管理を保ちながら、障害から復旧し事業継続を確保すること=ラディカルレジリエンス(根源的なレジリエンス)をミッションに掲げています。

Veeamのソリューションはデータのバックアップ、データリカバリ、データの自由、データセキュリティ、データインテリジェンスを提供し、組織のデータレジリエンスの強化を支援します。またクラウド、仮想、物理、SaaSおよびKubernetes環境を含むIT環境全体にわたって、アプリやデータを常に保護・利用可能にします。Veeamは、米国シアトルに本社を置き、30か国以上で事業所を展開しています。グローバル 2,000の74%を含む55万社以上のお客様の事業継続を支援しています。基盤となるレジリエンスはVeeamから始まります。

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