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Veeam、「VeeamON Resiliency Summit」を開催  新しいマルウェア検出機能やセキュリティ機能強化を発表

旗艦製品「Veeam Data Platform」のサイバー保護機能を大幅にアップグレード、新サービス「Veeam Cyber Secure Program」を提供開始し、複雑化する世界情勢における ビジネスの信頼性向上をサポート

2023年10月24日 米国オハイオ発 抄訳 - データ保護とランサムウェアリカバリソリューションのリーダー企業であるVeeam® Software(以下、Veeam)は、本日、グローバルイベント「VeeamON Resiliency Summit」を開催し、新バージョン「Veeam Backup & Recovery™ v12.1」を含む「Veeam Data Platform」に関わる下半期のアップデートを発表しました。

データセキュリティ、データリカバリ、自由なデータ移行を目指して構築された「Veeam Data Platform」の今回のアップデートでは、より高度なデータセキュリティ、マルウェア検出、自動リカバリ、ハイブリッドクラウド機能が含まれており、企業や組織がランサムウェアやサイバー攻撃に直面した際も事業継続をサポートすることができます。

Veeamは、ソフトウェア市場におけるデータレプリケーションと保護の世界No.1プロバイダーとして、データプロテクションとランサムウェアリカバリで革新性を示し続け、現代企業の進化するニーズに対応する革新的なソリューションを提供します。今回の「Veeam Data Platform」のアップデートには、「Veeam Backup & Replication™」、「VeeamONE™」、「Veeam Recovery Orchestrator」の新しいセキュリティ機能とランサムウェア保護機能が追加になりました。

本アップデートは、ハイブリッドクラウド環境全体にわたって、より高度なデータセキュリティ、マルウェア検出、自動リカバリ、ハイブリッドクラウド機能を提供します。「Veeam Data Platform」の基盤である「Veeam Backup & Replication v12.1」は、バックアップのプロアクティブな脅威検出、SIEMプラットフォームとの統合、YARAルールに基づいたランサムウェアの傾向検知、NISTサイバーセキュリティのベストプラクティスを用いた導入ガイドにより、インシデント対応にかかる時間をさらに短縮します。これにより、あらゆる規模の組織が、保護、対応、リカバリの完全な信頼性からしか得られない、根本的なリカバリを実現できるようになります。

「Veeam Data Platform」下半期アップデートの主な特長

本アップデートでのサイバーセキュリティの新機能と機能強化の多くは、ランサムウェアに対抗し、抑制、克服する技術で、ITチームおよびセキュリティチームを連携させることで、すべての組織がサイバー戦略を策定し、セキュリティインシデントに備える支えとなるように設計されています。サイバーセキュリティの新機能と機能強化は以下を含みます。

  • サイバー脅威の検出と特定
    AI搭載のマルウェア検出機能は、バックアップ中に低インパクトで、データの状態を示すエントロピー値とファイルの拡張子の分析をインラインで実行し、マルウェアを即座に検出します。SIEMツールがVeeam Incident APIにウイルス感染を直接報告し、既存のリストアポイントを感染したものとしてマークするか、対応する帯域外のバックアップを作動させます。
  • ランサムウェアへの迅速な対応とリカバリ
    I/O異常ビジュアライザを使用した、Veeamの継続的なデータ保護(CDP)により、可能な限り低いデータ損失を保証しながら、感染前の特定の時点までのデータ変更のリカバリ(ポイント・イン・タイム・リカバリ)を実行します。YARAによるコンテンツ分析で、再感染を防ぎ、マルウェアのないリストアポイントを使用したクリーンなリカバリを自動化します。
  • 安全でコンプライアンスに準拠したデータ保護
    新しいVeeam Threat Centerで脅威をハイライトし、リスクの特定や使用環境のセキュリティスコアを測定します。Security & Compliance Analyzerを使用した自動スキャンでリカバリを確実に成功させます。また、拡張されたイミュータビリティサポート、4-eyes承認によるバックアップ保護、イミュータブルバックアップを採用することで、バックアップの悪意ある削除や暗号化を防止します。

提供方法

新バージョンの「Veeam Data Platform」は2023年末に提供開始予定です。

※詳細は、https://www.veeam.com/jpをご覧ください。

コメント

Veeam SoftwareのCTOであるダニー・アラン(Danny Allan)は、次のように述べています。

「サイバー犯罪はより巧妙化しており、特にバックアップを標的にしています。Veeamの「2023 ランサムウェアトレンドレポート」によると、ランサムウェアの93%がバックアップを標的としており、そのうち、少なくとも75%は部分的な攻撃に成功しています。バックアップデータの削除またはデータの暗号化に成功した場合、組織が身代金を支払う可能性が高いため、サイバー犯罪者はバックアップをターゲットにしています。ITとサイバーセキュリティの専門家は、サイバーリカバリ戦略において重要な要素は、いつでもどこからでもアクセスできる信頼できるクリーンなバックアップであることと示しています。今回発表した『Veeam Data Platform』のアップデートでは、根本的な部分からのリカバリを実現します。インシデント発生からリカバリまでの時間を最短に抑えることで、お客様はビジネスを継続、成長、前進させることが可能になります」

※その他のコメントは、原文をご覧ください。

新サービス「Veeam Cyber Secure Program」

本サービスは、Veeamのテクノロジーと専門家チームを組み合わせ、お客様のランサムウェア保護およびリカバリ支援を行うものです。2024年初頭より提供予定の本サービスは、お客様に、Veeamが最高水準のセキュリティ基準に基づいて実装されているという安心感と、サイバーインシデントに備えを保証します。また、オンボーディング、設計、導入支援、四半期ごとの動作確認などのインシデントリカバリサービスに関するハイレベルのサポートが含まれます。サイバーインシデントが発生した場合、お客様は30分で専任のサポートアカウントマネージャーとランサムウェア対応チームにアクセスできるようになります。また、データリカバリにかかる費用を最高500万USドルまで保障する「Veeam Ransomware Warranty」が含まれています。本サービスによって、お客様のサイバー攻撃への備え、クリーンで信頼性の高いバックアップ、迅速なリカバリを提供します。

https://www.veeam.com/solutions/data-security/incident-recovery.html

「VeeamON Resiliency Summit」の基調講演で、CTOであるダニー・アランは、来月リリース予定であるAWS、Azure、Google Cloud向けのVeeam新製品の発表と、「Kasten K10 6.5」の発売を告知しました。また、Veeamは今月10月に、Microsoft 365とAzure向けのBaaS製品を発表(2024年初頭ローンチ予定)し、イノベーションを拡大しています。

Veeam Softwareについて

Veeam®は、データ保護とランサムウェアリカバリの世界No.1マーケットリーダーとして、すべての組織のデータ障害や損失の回復を行うだけでなくビジネスが前進できるよう支援することをミッションとしています。Veeamは、ハイブリッドクラウドにおけるデータセキュリティ、データ復旧、自由なデータ移行を通じたレジリエンスを通じて、企業や組織の基盤となるレジリエンスを提供します。Veeam Data Platformは、クラウド、仮想、物理、SaaSおよびKubernetes環境向けの単一ソリューションで、アプリやデータを常に保護・利用可能にすることで、企業の事業継続を支援しています。Veeamは、米国オハイオ州コロンバスに本社を置き、30か国以上で事業所を展開しています。グローバル 2,000の73%を含む45万社以上のお客様の事業継続を支援しています。基盤となるレジリエンスはVeeamから始まります。公式HPLinkedInX