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Veeam Backup for Microsoft 365を新しいサーバーに移行する方法

KB ID: 2649
Product: Veeam Backup for Microsoft 365 | 7.0 | 7a | 8
Published: 2018-05-07
Last Modified: 2025-03-12
Languages: EN
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目的

この記事では、Veeam Backup for Microsoft 365サーバーに割り当てられたリソースを新しいVeeam Backup for Microsoft 365サーバーに移行する手順を説明します。
現時点では、Veeam Backup for Microsoft 365の構成情報をエクスポートする方法はありません。そのため、すべての組織(organization)とジョブを新しいサーバーで再作成する必要があります。以下の手順が正しく実行された場合、新しいサーバーでの最初の実行は 「増分」になります。UIにはフルが発生していると表示されますが、転送されるのは増分データのみです。

要件

サーバー固有

  • 新しいVeeam Backup for Microsoft 365サーバーとなるホストのMicrosoft Windows OSは既存のものと同じバージョンかそれ以降のものである必要があります。
  • インストール時にVeeam Backup for Microsoft 365のライセンスが必要です。

リポジトリ固有の考慮事項

  • 既存のバックアップリポジトリがネットワーク共有の場合、新しいサーバーはその共有にアクセスできる必要があります。
  • 既存のバックアップリポジトリがiSCSIドライブの場合、最初に元のサーバーから切断し(2つのiSCSIイニシエータが同時に存在する問題を回避するため)、その後、iSCSIドライブを新しいサーバーに接続する必要があります。
  • バックアップリポジトリがオブジェクトストレージの場合、新しいサーバーはVeeam Backup for Microsoft 365でサポートされているWindows OSバージョンであればいずれでも利用可能です。サポートされているOSバージョンのリストはこちらの記事に記載されています。
  • Protected APIを使用してバックアップされたデータを含むリポジトリは、Protected APIが有効になっているプロキシ間でのみ移動できます。

解決方法

Veeam Backup for Microsoft 365 v8
  1. 新しいサーバーにVeeam Backup for Microsoft 365 をインストールし、リモートプロキシを追加します(必要な場合)。
  2. 新しいサーバーに、同じMicrosoft 365 組織を追加します。
  3. 新しいサーバーに、同じオブジェクトストレージアカウントを追加します。
  4. バックアップジョブとコピージョブを削除するか、リポジトリを他のものに変更します。
  5. 現在の構成において、バックアップリポジトリを削除し、削除されていることを確認します。
  6. (オプション)ローカルバックアップストレージを移行するには、そのデータを新しいサーバーのリポジトリにコピーします。
    注意:バックアッププロキシサーバーと、Veeam Backup for Microsoft 365サーバーは同じドメインにあるか、信頼関係のあるドメイン内に存在する必要があります。
  7. バックアップリポジトリを(新しいロケーションにて)追加します。
  8. (OSRのみ)もし「Cannot override repository ownership because the object storage repository is locked (オブジェクトストレージリポジトリがロックされているため、リポジトリの所有権を上書きできません)」というメッセージが現れ、また、元のオリジナルのサーバーにアクセス出来ない場合は、該当のバケット/コンテナにアクセスしてRepositoryLockフォルダ内のオブジェクトを削除します。
    Veeam Backup for Microsoft 365オブジェクトストレージリポジトリの構造とRepositoryLockフォルダの場所を見つけるには、こちらの記事を参照してください。
  9. (OSRのみ)作成されたバックアップリポジトリは、「Out of Sync」と表示されますが、これはメタデータがバケット/コンテナからパーシステント(永続)キャッシュへ同期が必要である事を意味しています。
    すぐに同期を開始するには、Yes をクリックします。
    または、こちらの記事に記載されているように、パーシステントキャッシュフォルダは手動で同期することもできます。
  10. オリジナルのVeeam Backup for Microsoft 365サーバーで作成済みのリストアポイントは、該当の組織を右クリックすることでアクセスできます。
  11. 元のVeeam Backup for Microsoft 365サーバーで作成されたリストアポイントを使用して組織からリストアを実行し、データが復元できることを確認します。
Veeam Backup for Microsoft 365 7 / 7a

以下の2つの移行手順がありますが、どちらを使用するかはオブジェクトストレージリポジトリが使用されているかどうかによって異なります。

オブジェクトストレージリポジトリを使用していない場合のVeeam Backup for Microsoft 365 Serverの移行
  1. 新しいサーバーにMicrosoft Windows OSと以前と同じかそれ以降のバージョンをインストールします。
  2. 新しいサーバーにVeeam Backup for Microsoft 365をインストールします。
  3. データを移行する前に、元のオリジナルのサーバー上のすべてのVeeam Backup for Microsoft 365サービスを停止します。
  4. バックアップリポジトリのデータを新しいサーバーのバックアップリポジトリにコピーします。
  5. 新しいサーバーに同じMicrosoft Office 365組織を追加します。
  6. (オプション)元のオリジナルサイトのバックアッププロキシを新しいサーバーに追加します:
    1. プロキシが関わっている実行中のバックアップジョブをすべて停止します。
    2. バックアップジョブ設定を開き、別のプロキシを使用するように指定します。
    3. 元のVeeam Backup for Microsoft 365コンソールからプロキシを削除します。
    4. 新しいVeeam Backup for Microsoft 365サーバーにプロキシを追加します。
    注意:バックアッププロキシサーバーとVeeam Backup for Microsoft 365サーバーは同じドメインにあるか、信頼関係のあるドメイン内に存在する必要があります。
  7. バックアップリポジトリを追加します(新しいロケーションにて)。
  8. 元のVeeam Backup for Microsoft 365サーバーで作成されたリストアポイントは対応する組織を右クリックすることでアクセスできます。
  9. 元のVeeam Backup for Microsoft 365サーバーで作成されたリストアポイントを使用して組織からリストアを実行し、データが復元できることを確認します。
Veeam Backup for Microsoft 365 Serverの移行 - オブジェクトストレージリポジトリを使用している場合
  1. 元のサーバーを廃止する前に、バックアップリポジトリが構成から削除されていることを確認してください。
  2. この記事のOS仕様のリストの中からサポートされているWindows OSのバージョンを使用して新しいサーバーを構築します。
  3. Veeam Backup for Microsoft 365をインストールするか、リモートでVeeam Backup for Microsoft 365プロキシを新しいサーバー上に展開します。
  4. 新しいサーバーに同じストレージアカウントを追加します。
  5. 「Cannot override repository ownership because the object storage repository is locked (オブジェクトストレージリポジトリがロックされているため、リポジトリの所有権を上書きできません)」というメッセージが現れ、元のオリジナルのサーバーにアクセスできない場合は、該当のバケット/コンテナにアクセスし、RepositoryLockフォルダ内のオブジェクトを削除します。
    Veeam Backup for Microsoft 365オブジェクトストレージリポジトリの構造とRepositoryLockフォルダの場所を見つけるには、こちらの記事を参照してください。
  6. 必要なストレージアカウントで新しいバックアップリポジトリを作成、拡張します。
  7. 作成されたバックアップリポジトリは「Out of Sync」と表示されますが、これはメタデータがバケット/コンテナからローカルディスク上のパーシステント(永続)キャッシュフォルダに同期する必要があることを意味します。
    すぐに同期を開始するには、Yes をクリックします。
    または、こちらの記事で記載されているように、パーシステントキャッシュフォルダは手動で同期することもできます。
  8. 新しいサーバーに同じ Microsoft Office 365 組織を追加します。
  9. 元のVeeam Backup for Microsoft 365サーバーで作成されたリストアポイントを使用して組織からリストアを実行し、データが復元できることを確認します。
リモートプロキシの別のホストへの移行(オプション)
  1. リモートプロキシを使用しているすべてのバックアップジョブを停止します。
  2. 移行しようとしているリモートプロキシを使用している各バックアップジョブについて、バックアップジョブ設定を開き、一時的に別のリポジトリ(デフォルトバックアップリポジトリなど)を使用するように設定します。
  3. Veeam Backup for Microsoft 365コンソールから、移行するすべてのローカルリポジトリを削除します。
    *プロキシでオブジェクトストレージリポジトリが使用されている場合、Veeam Backup for Microsoft 365 Serverの移行 - オブジェクトストレージリポジトリを使用している場合の移行手順に従ってください。
  4. (オプション)Veeam Backup for Microsoft 365コンソールから元のリモートプロキシを削除します。
  5. 元のプロキシから新しいプロキシにリポジトリデータを移動します。
    *(SMBリポジトリの場合はこの手順をスキップします)
  6. Veeam Backup for Microsoft 365コンソールで新しいリモートプロキシを追加します。
  7. 移行したリポジトリを新しいバックアッププロキシに追加します。
  8. ステップ2のバックアップジョブを編集し、新しいプロキシに追加されたリポジトリを使用するように再設定します。
  9. 元のプロキシサービスが停止している場合は開始します。
注: オリジナルのVeeam Backup for Microsoft 365サーバーからのリストアポイントは、組織がコンソールに追加されるとすぐに利用可能になります。
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