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Veeamによって作成されたVMwareレプリカを手動で修復する方法

KB ID: 1773
Product: Veeam Backup & Replication | 7.0 | 8.0 | 9.0 | 9.5 | 10 | 11 | 12 | 12.1 | 12.2 | 12.3 | 12.3.1
Published: 2013-06-20
Last Modified: 2025-02-21
Languages: DE | EN | FR | ES
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この記事で説明されている手順は、その操作を誤るとデータ損失が発生する可能性があるため、本番環境用の仮想マシンに対しては決して実行しないでください。データ損失が許容できるのはレプリカに対してのみで、その損失は次回のレプリケーションジョブが走ると修復され最新の状態になります。
記事の適用性

この記事は、以下のタイプのレプリカでの使用を意図したものではありません:

目的

この記事では、レプリカのスナップショットファイルが破損した場合に、レプリカを手動でベースディスクに戻し、レプリケーションジョブに再度マップしてシード(レプリカ元)として使用できるようにする方法について説明します

以下は、このKB記事の適用を検討すべきエラーメッセージです:

  • レプリケーションジョブが次のメッセージを表示して失敗します:
    Unable to repair replica VM.
    
  • レプリカに対してスナップショットが作成できなくて、レプリケーションジョブが失敗します:
    File or folder already exists.
    
    これは、スナップショットのような名前が付けられているが、レプリカに関連付けられていない個々のファイル(DC01-0000001.VMDK など)が、レプリカファイルがあるフォルダに存在する場合に発生します。VMware がレプリカ上に最初のスナップショットを作成するとき、作成しようとしていたファイルが前述のファイルと同じ名前であるため、作成できません。
  • レプリケーションジョブが次のメッセージを表示して失敗します:
    Invalid Snapshot Configuration
    
    レプリカの[タスクとイベント]欄の内容を確認して、エラーがレプリカに起因していることを確認します。
  • レプリケーションジョブが次のメッセージを表示して失敗します:
    CID mismatch error: The parent virtual disk has been modified since the child was created
    
    レプリカの[タスクとイベント]欄の内容を確認して、エラーがレプリカに起因していることを確認します。

原因

古いSnapshotファイル、または親の居ない(孤立した)スナップショットファイルがVMの構成(vmx)から参照されており、新しいスナップショットがそのファイル名を使用しようとしています。

解決方法

以下の手順を適用する前に、まずVMware内で障害のあるレプリカVMのクローンを作成することを試みてください。それに成功した場合は、クローンに対してレプリケーションジョブをマップしてください。

開始する前に

  1. 問題のあるレプリカのターゲットロケーションへの、すべてのレプリケーションジョブを停止します。
  2. 各ターゲット側プロキシで、スタックしているレプリカのホットアド(Hot add)されたディスクが接続されていないことを確認します。詳細はKB1775を参照してください。
    (それが存在する場合は、ターゲット側プロキシにて、ネットワークトランスポートモードを使用するように変更することを検討してください)。

情報収集

次の操作はvSphere Clientを使い、レプリカVMに対して行います。

  1. vSphere ClientでレプリカVMの[設定の編集]を開始します。
  2. 各ディスクファイルと仮想デバイスノード(SCSI ID番号)の対応関係を調べ記録します(後で参照できるように)。
    例:
    [Datastore1] DC01_replica\DC01-00000023.vmdk on SCSI0:0
    [Datastore1] DC01_replica\DC01_1-00000023.vmdk on SCSI0:1
    [Datastore2] DC01_replica\DC01-00000023.vmdk on SCSI0:2
    

レプリカの準備

次の操作はvSphere Clientを使い、レプリカVMに対して行います。

  1. スナップショットマネージャで、最も古いスナップショットから順にスナップショットを1つずつ削除します。目標はできるだけ多くの新しい差分情報をベースディスクに書き込むことです。しかし、ある時点で削除できないスナップショットが見つかります。
  2. スナップショットマネージャに(削除できない)スナップショットが残っている場合は、スナップショットマネージャの[すべて削除]オプションを使ってみてください。
  3. [統合]機能を使い、親の居ない(孤立した)スナップショットを統合してください。
    注意:上記の手順がどこかで失敗することは予想された動作です。失敗したら、次のステップに進んでください。

Veeam Backup & Replicationでの準備

  1. Veeamコンソールの[Replicas]から修復したいレプリカを探し、右クリックします。
  2. コンテキストメニューから [Remove from replicas...] ([Remove from configuration]) を選択します。
    注意:[Remove from replicas...] ([Remove from configuration]) 機能を使用すると、Replication ジョブから 対象のVM が削除されます。その後、その VM を手動でレプリケーションジョブに追加し直す必要があります。

スナップショットディスクの切断とベースディスクの接続

次の操作はvSphere Clientを使い、レプリカVMに対して行います。

  1. レプリカVMの[設定の編集]を開始し、それぞれのディスクを選択して[デバイスの削除]を選択します。ドライブに対して「ハードディスクnが削除されます」という表示が現れ、その横に[取り消す]と表示されます。
  2. 削除のため、すべてのディスクを選択した後、OK を押します。

    vSphere Web Client では、ディスクサイズが「0 (ゼロ)」 と表示されるディスクは、VM からそのディスクを削除できません。このディスクを削除するには、ディスクにサイズを指定する必要があります。ここで設定するサイズの値は重要ではありません。ディスクのサイズが 「0」 と表示されないようにします。そうすると、そのディスクを削除できるようになります。
  3. レプリカVMを再度編集し、ベースディスクをレプリカに接続します。
    • [新規デバイスを追加]から[既存のハードディスク]を選択します。
    • レプリカのベースディスクの場所(データストア)に移動します。
    • 前のステップで確認したvmdkファイルを選択し、ディスクを接続します。その際、SCSIノード[SCSI(0:0), SCSI(0:1) etc.]とvmdkファイルの対応関係が step 4で記録した元の状態と同じになるようにしてください。

データストアのクリーンアップ

  1. データストアブラウザーを使用して、レプリカVMのフォルダに移動します。
  2. 多くのファイルがありますが、残しておかなければならないファイルは以下の拡張子を持つファイルです:
    • VMX – 仮想マシンの構成ファイル
    • VMXF - 細的な仮想マシンの構成ファイル
    • NVRAM - 仮想マシンのBIOSまたはEFI構成ファイル
    • 各ディスクのVMDK - 仮想マシンのデータディスク(ディスク毎に1vmdkファイル)

      注意:技術的には .vmdkファイルは仮想ディスクの定義ファイルで、実際のデータは、 -flat.vmdk(ベースディスク) または -delta.vmdk (スナップショット)ファイルに格納されます。これらの flatとdeltaファイルは同じディレクトリに同名の .vmdkファイルが存在すれば(データストアブラウザでは)表示されません。スナップショットの .vmdkファイルは通常その名前で特定することができます。ファイル名には、ハイフンに続き6桁の数字が含まれます(例: DC01-000001.vmdk)。
    例えば、クリーンアップ前のフォルダの様子を以下に示します:
    User-added image

    以下のファイルを削除します:
    User-added image
    VMX、VMXF、NVRAM、各ディスクのVMDKファイルは残します。不要になった一連のスナップショットファイルも削除します。

レプリカのテスト

  1. レプリカVMにスナップショットを作成します。
  2. スナップショットを削除します。
  3. エラーが発生しない場合は、レプリケーションジョブでレプリカをマップします。
  4. ジョブが正常に実行されるかどうかを確認します。
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