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ユミルリンク、仮想基盤にVeeamのインテリジェント・ データ・マネジメントを導入しサービスの迅速性、確実性を強化

バックアップとリストアの処理時間をそれぞれ従来の約5%、約15%にまで短縮

 

Intelligent Data Managementを実現するバックアップ・ソリューションのリーダー企業であるVeeamⓇ Software(本社:スイス、バール。日本法人:ヴィーム・ソフトウェア株式会社、所在地:東京都千代田区、執行役員社長:古舘 正清。以下、Veeam)は、国内最大級のEメール配信サービス企業であるユミルリンク株式会社が同社のVeeam Backup & Replicationソリューションを採用し、東京、大阪など国内5拠点で仮想基盤のデータおよびサービスが常に活用できる環境の構築に役立てられていることを発表しました。

 

採用の背景

ユミルリンクは、Eメール配信サービス「Cuenote(キューノート)」を提供する国内最大級の事業者で、1時間当たり最大700万通という高速かつ確実なEメール配信を実現しています。ユミルリンクではVmware vSphereの標準として提供されてきたvSphere Data Protection(VDP)を用いてバックアップを取得していましたが、システム規模が拡大し、仮想サーバが1,000台を越える頃にはバックアップ時間が非常に長時間にわたるようになり、抜本的な改善が必要でした。また2017年4月にはVDPの提供終了がアナウンスされ、早急に新たな選択肢を見つける必要がありました。

 

複数のソリューションを比較検討した結果、導入の容易さ、コストパフォーマンスの高さから、Veeam Backup & Replicationが採用されるにいたりました。

 

導入は2017年10月で、約1,000台の仮想マシンに対して、それぞれ約300GBの容量にのぼるバックアップを日々取得しています。仮想基盤は、東京、大阪など国内5カ所の拠点に分散させていますが、運用管理はVeeamの1つの画面で集約して行っています。

 

導入の成果

  1. バックアップに要する時間の大幅短縮
    Veeam が備える並列処理をベースにしたスケールアウトアーキテクチャによって、従来8時間かかっていたバックアップが20分程度で完了するまでに短縮できました。
  2. バックアップの確実性向上
    従来は正常取得ができていないなど、バックアップ取得の確実性にも影響が生じていましたが、Veeam導入後はバックアップ取得のエラーはなくなり、万一エラーが発生した場合でも、Veeamの管理画面を見れば原因がすぐに分かるようになりました。
  3. リストアの改善
    リストアの際も、従来3時間かかっていたフルリストアが30分程で完了します。また、仮想マシン単位で戻す必要はなく、ファイル単位で細やかなリストアが行えます。これにより、万一顧客が操作ミスを起こして必要なデータを消去してしまった場合も、顧客の要望に応じた細やかで迅速なリストアを実現します。

ユミルリンクは今後も、ディザスタリカバリやvSAN導入などに取り組む方針です。同社のサービス基盤を支えているカスタマー本部のゼネラルマネージャーを務める高比良実氏は次のように述べています。「従来は8時間かかっていたバックアップ処理をVeeamに刷新することで、ほんの20分程度にまで短縮でき、大幅な運用負荷の削減ができました。リストアも迅速に可能でサービス運用の安心感が増しました。引き続きお客様の声を取り入れながら、インフラの改善に取り組んでいきます。その中でVeeamは引き続き弊社サービス基盤において重要な役割を担うものだと思っています。」

 

 

ユミルリンクについて

ユミルリンク株式会社は、高速・確実を特徴とするメール配信システム「Cuenote FC」を中心にSMS配信サービスなど、「Cuenote」シリーズをクラウドサービス(ASP・SaaS)、ソフトウェアで提供しています。「Cuenote」シリーズは、国内大手ECサイトなど、1,400社以上で利用されています。