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【2016年8月24日】ヴィーム・ソフトウェア ハイブリッド・クラウド対応の革新的なアベイラビリティ・プラットフォームを発表

~ 仮想、物理、およびクラウド環境のワークロードに対応する次世代のアベイラビリティ・ソリューション 24時間365日止まらないビジネス環境を実現可能に ~

24時間365日止まらないビジネス環境(Availability for the Always-On Enterprise)を実現するソフトウェアを提供するVeeam Software(本社:スイス、以下Veeam))は、次世代のAvailabilityを提供する「Veeam Cloud Data Management for the Hybrid Cloud」を発表しました。

米調査会社IDCによれば[i]、企業はデジタル資産を活用して、構造の変革に適応するまたは加速するデジタル・トランスフォーメーションの移行過程にあります。この変革に応じるべく、企業はクラウド移行を競争優位の観点ではなく、今や生き残るための必須戦略であると位置づけています。2019年までに世界中のほとんどの組織は、ほぼ完全なクラウド型のIT環境へと移行を完了させている必要があるとされていることから、複数の環境下で一貫した成果を実現するアベイラビリティ・ツールの実装の必要性が迫られています。

これらの課題を解決するためVeeam Cloud Data Management for the Hybrid Cloud(英語があらゆる規模の企業・組織に対して、ハイブリッド・クラウドでの仮想、物理、およびクラウド環境のワークロードのアベイラビリティを確かなものとする機能を以下の通り提供します。

  • ビジネス継続性:ディサスタ・リカバリー(災害復旧:DR)オーケストレーションにより、すべてのアプリケーションとデータを15分以内に復旧するリカバリ・サービスレベル目標(SLO)を達成。
  • ワークロード・モビリティ:クラウドまたはロケーションを問わずワークロードのアベイラビリティを確保し、IT投資の最適化と柔軟性向上を実現。
  • コンプライアンスと可視性:ビジネスならびに必須要件を満たす、24時間365日のリアルタイム監視、レポーティング、テスト、およびドキュメンテーション機能。

Veeamの社長兼COOであるピーター・マッケイ(Peter McKay)は次のように述べています。「Veeam Cloud Data Management for the Hybrid CloudはVeeamにとって転換点となる製品です。今日のデジタル世界では、データとアプリケーションへの24時間365日アクセスできることは常識となっています。企業はユーザーの要求に応える新たなテクノロジーを導入しており、それに伴い煩雑化する課題にVeeamは取り組んできました。過去10年間で、20万以上の顧客に当社のアベイラビリティ・ソリューションは採用されてきましたが、ここで将来を見据えた、Veeam Cloud Data Managementの投入によって、機能面はより強固なものとなり、市場獲得の追い風となります。また、仮想、物理、およびクラウド型のワークロードに対応した包括的なアベイラビリティ・ソリューションによってビジネス要件を満たす当社の提供するサービスが、新たな時代に突入したことを示すものとなりました。これによって、今後も企業向けアベイラビリティの分野で中心的なイノベーターおよびリーダーとしての当社の地位の地固めとなります。」

調査会社IDCの保護、アベイラビリティおよびリカバリ担当リサーチディレクターのフィル・グッドウィン(Phil Goodwin)氏は次のように述べています。「企業は、デジタル資産を活用して、構造の変革を実現または推進するデジタル・トランスフォーメーション施策の遂行を推し進めています。デジタル・トランスフォーメーションの成功は、ハイブリッド・クラウドでデータとアプリケーションのアベイラビリティの要件を満たせるかどうかにかかっています。IDCがVeeamの顧客を対象に実施した最近の世界規模の調査では、SLAの順守、ダウンタイム、IT運用管理時間に関して、Veeam導入以前の他社製ソリューションと比較して大幅な改善が見られたことを含め、アベイラビリティの結果が良好であったことを明らかにしました。」

 

Veeam Cloud Data Managementの詳細

Veeam Cloud Data Managementは、仮想、物理、およびクラウド環境でのワークロードに対応する次世代のアベイラビリティを提供することで、以下を実現します。

  • Veeam Availability Suiteによるプライベート・クラウドと仮想サーバー環境下のワークロードのアベイラビリティ
  • Veeam Agent for LinuxとVeeam Agent for Microsoft Windowsによるパブリッククラウドと物理サーバー環境下のワークロードのアベイラビリティ
  • Veeam Availability Orchestratorによるディサスタ・リカバリー(災害復旧:DR)オーケストレーション
  • Veeam Service Provider Consoleによる、サービスプロバイダー、マネージド・クラウド、および分散エンタープライズ環境内のクラウド対応管理コンソール

Veeam Cloud Data Managementソリューションは以下の各製品で構成されています。

 

Veeam Availability Suite

Veeam Availability SuiteはVeeamの主力製品であり、Veeam Backup & ReplicationおよびVeeam ONEの組み合わせによりプライベート・クラウドおよび仮想環境にアベイラビリティを提供します。Veeam Availability Suite 9.5では約100にもおよぶ新機能や強化が追加されており、今年10月に一般公開される予定です。

 

New Veeam Service Provider Console

Veeam Cloud Data Managementには、サービスプロバイダーおよび分散エンタープライズ環境のクラウド対応プラットフォームである最新のVeeam Service Provider Consoleが含まれています。この管理コンソールは、Veeam Cloud Connectを活用しており、企業が遠隔地のオフィスや支社、またはその他分散するオフィスのIT管理を容易にし、クラウド事業を手掛けるサービスプロバイダーが、Veeamが提供する技術を用いてBackup as a Service(BaaS)およびDR as a Service (DRaaS)をお客様に提供することを実現し、さらにパートナー企業やリセラーが新たにサービスプロバイダーの事業を立ち上げることを可能にします。

 

New Veeam Backup for Microsoft

Microsoft Office 365は、電子メール環境を保守することなく、いつでもどこでも業務を遂行できます。しかし、一方でローカル環境に電子メールのデータをバックアップする必要性は解消されていません。Office 365では、データは事業主が所有、管理し、データ保護についても事業主の責務となります。そこで新しいVeeam Backup for Microsoft Office 365が電子メール・データへのアクセスを損なうリスクを軽減し、これらのデータのアベイラビリティをユーザーや事業主に保証します。同製品が提供する機能は以下の通りです。

  • Office 365の電子メール・データを安全にバックアップし、任意の環境に復元
  • 個人のメールボックス・アイテムを高い精度で素早く回復
  • 高度な検索機能と柔軟なリカバリ/エクスポート・オプションを使用することで電子メール・アーカイブのeDiscoveryを効率的に実行

本製品は、Veeam Backup & Replicationと統合することで、ハイブリッド環境を運用しているユーザーは、Office 365とオンプレミスのExchange間でメールボックスのデータを簡単に統合することができます。Veeam Backup for Microsoft Office 365は2016年第4四半期に公開を予定しており、Veeam Availability Suite とVeeam Backup & Replicationのすべてのエディションを利用する顧客には1年間無償のサブスクリプションライセンスが提供されます。さらに、Veeam Availability SuiteとVeeam Backup & ReplicationのEnterprisePlusを利用する顧客には、2年間無償のサブスクリプションライセンスが付与されます。[ii]

 

Veeam Agent for Microsoft Windows

Veeam Agent for Microsoft Windowsは、パブリッククラウド、支社、さらにはオンプレミスのワークステーション、ホームオフィス、またはモバイル・ユーザー所有のデバイス、オンプレミスのWindowsベースのサーバー、および物理環境下でアベイラビリティを提供します。

 

Veeam Agent for Linux

Veeam Agent for Linuxは、パブリッククラウドおよび物理環境下のLinuxベースのサーバーとワークステーションにアベイラビリティを提供します。稼動先はオンプレミス、パブリッククラウドを問いません。

 

Veeam Availability Orchestrator

Veeam Availability Orchestratorはエンタープライズ環境向けのディザスタ・リカバリ・オーケストレーションです。自動DR検証、DR計画の文書化、更新、レポート作成といった機能を有した、Veeamのバックアップとレプリケーションのオーケストレーションが含まれています。

 

Veeam Cloud Connect

Veeam Cloud Connectはクラウドベースのバックアップとリカバリを効率化するソリューションです。パブリック、プライベート、およびマネージド・クラウドとの間でのバックアップ、レプリケーション、および復元が完全に統合化された、高速かつセキュアな方法を提供します。

 

お客様からの声

Scania Ltd.(英国)のソリューション・アーキテクト、ハーレイ・カーター(Harley Carter)氏は、次のように述べています。「Veeamはこれまでも優れたアベイラビリティ・プラットフォームおよび多様な災害復旧ソリューションを提供しています。より高度な自動化が実現されたことにより、我々が現在必要としているようなより高度な専門知識やスペシャリストのサポート・スタッフが不在でも、実際にDRが必要となっても、安全な保護環境を確保できます。DR計画および文書の自動作成機能により、DRや事業継続性に関連する監査要件を現在よりもより容易に満たすことができます。システムとインフラストラクチャは常時変動するため、DRのドキュメントを手作業で常時最新状態に保つのは不可能であり、したがってドキュメントと実際の状況との間には必ず差異が生じます。災害時には、言うまでもなくドキュメントとその有効性を気にするような状況は避けなければなりません。」

ブリティッシュコロンビア大学(UBC)のシステム部門マネージャーであるマリオ・アンガーズ氏は次のように述べています。「将来の姿を理解するための鍵は、Veeamの製品ロードマップを理解することにほかなりません。同社のロードマップによって、我々のコミュニティのクラウド・サービス提供のロードマップを策定し、クライアントにそれを伝えることができるのです。我々の目標は、我々のコミュニティ・クラウド内で100%セルフサービス可能なサービスを提供することです。クライアントが要求してきた最優先事項はバックアップの自己復元でした。Veeam Availability Suite 9.5がリリースされたことで、我々はこの100%セルフサービスの目標にさらに近づくことができます。クライアントにさらに管理能力を付与することで、我々はサポート・コストを削減し、その結果得られた予算をコミュニティ・クラウドに再投資することができます。さらに、9.5のリリースでVeeamはエンタープライズ市場にさらに浸透することで、我々にとって重要な、コミュニティ・クラウドの成長を持続させるために必要な拡張性を手にすることができます。」

さらに2016年8月23日には、IBM StorwizeファミリーおよびIBM SVCプラットフォームとのプライマリ・ストレージ統合がVeeam Availability Suite v10に組み込まれると発表されました。v10に関する追加情報は、米国ロサンゼルス州ニューオリンズで2017年5月16日から18日に開催される世界最大のデータセンター・アベイラビリティ展示会VeeamON 2017にて発表する予定です。参加登録は本日から受け付けます。

詳細については、https://www.veeam.co.jpを参照されるか、またはVMworld US 2016のVeeamのブース1731まで足をお運びください。

 

Veeam Softwareについて

世界中の企業が、Always-On Enterprise すなわち24時間365日止まらないビジネス環境を実現しようとした場合に、多くの課題に直面します

Veeamではこの課題を解決するために、Availability for the Always-On Enterpriseという新たな市場を開拓し、「高速リカバリ」、「データ損失の予防」、「検証済みの高い復元率」、「データの活用」、「詳細な可視性」という機能を備えたまったく新しいタイプのソリューション、Veeam Availability Suiteにより、すべてのアプリケーションおよびデータについて15分未満のRTPO(目標復旧時間および目標復旧時点)の達成を可能にしました。

Veeam Backup & Replicationが含まれるこのソリューションは、仮想化、ストレージ、およびクラウドといった技術を活用して最先端のデータセンター構築を可能にすると共に、時間の節約、リスクの軽減、および投資コストや運用コストの大幅な削減を両立し実現することで、Veeamのお客様の現在と将来にわたるビジネス目標達成を常にサポートします。

Veeamは2006年に設立され、現在は世界中に41,000社のProPartnerと205,000社を超える顧客数を擁しています。スイスのバールにグローバル本社を置き、世界各地に支社を開設しています。

詳細については、http://www.veeam.com/jp をご参照ください。


[i]出典: 『Developing a Cloud Strategy for Digital Transformation: Solve the Three Clouds Problem(デジタル・トランスフォーメーションのクラウド戦略の策定: その3つの課題)』、 IDC、2016年6月刊

[ii] 2016年12月31日までの提供です。