2024年12月4日 米国ワシントン州シアトル発 抄訳 - データレジリエンス分野の市場シェアNo.1企業であるVeeam® Software(以下、Veeam)は、本日、20億ドルの株式売り出しによる株式保有者の拡大と、それに伴い企業評価が150億ドルに到達したことを発表しました。この取引は、米TPG(NASDAQ:TPG)が主導し、シンガポールのTemasekや米Neuberger Berman Capital Solutions、その他の主要投資家が支援して行われました。これは、急成長するデータレジリエンス市場におけるVeeamのグローバルリーダーとしての地位をさらに強固にするものです。
デジタル社会の現代において、事業継続を確保するためには、障害やサイバー攻撃からデータを保護することが極めて重要です。多くの経営陣がデータ量の爆発的な増加や、ITや各種規制範囲の拡大、ランサムウェア攻撃の急増に直面する中、フォーチュン500企業の77%と55万社を超える企業が、Veeamの様々なデータレジリエンスソリューションを利用して自社の事業を保護しています。
2024年9月時点で、Veeamは年間経常収益(ARR)17億ドルを達成し、前年比成長率は18%(うちソフトウェア+SaaSサブスクリプション事業は前年比31%増)、EBITDAの利益率は30%を記録するなど、(米国で投資家の投資判断基準といわれる)40%ルールを上回る持続的な利益成長を遂げています。Veeamは、この成長によってセキュリティ、クラウド、AI主導のイノベーションに大規模な投資を行うことが可能になり、世界的なデータレジリエンスのリーディングプロバイダーとしての地位をさらに強固なものにしています。
Veeamは世界第1位に
IDC社の「Semiannual Software tracker 2024 H1」によると、Veeamはデータレプリケーションおよびデータ保護ソフトウェアのカテゴリーで第1位のプロバイダーとして評価されています。Veeamは、世界中の政府機関、大企業、中小企業など55万社以上の組織にデータレジリエンスを提供し、デジタル環境の保護に努めています。データバックアップからデータリカバリ、データポータビリティ、データセキュリティ、データインテリジェンスにわたり業界を代表する優れた機能を展開することで、データが常に利用可能な状態である環境を確保しています。
Veeamは、これらのデータレジリエンス機能を、お客様が「as a Service」として利用することを選択した場合でも、Veeam Cloud & Service Providersを通じて利用することを選択した場合でも、あるいはお客様自身で管理するソフトウェアとして利用することを選択したとしても、すべてのケースにおいて高い柔軟性をもってサービスを提供します。
Veeam Data Platform (VDP) は、業界最高水準のデータセキュリティ、迅速なリカバリ、ハイブリッドクラウドの保護を提供します。これには、企業がリスクを軽減し、迅速にリカバリできるように支援する高度なランサムウェア対策も含まれます。Veeamはクラウドファーストの製品を拡大しており、今日の企業の複雑なニーズに応えるために独自のポジションを確立しています。
Veeamは今年初めにVeeam Data Cloud(VDC)を立ち上げ、強力なデータ保護とクラウドにおけるシンプルかつシームレスなユーザー体験を組み合わせたバックアップ・アズ・ア・サービス(BaaS)プラットフォームを提供しています。2024年3月に発表されたVeeam Data Cloud Vaultは、お客様に安全なクラウドベースのバックアップと、常に書き換え不能のストレージオプションを提供し、お客様に安心を提供します。
新たな機会と戦略的成長
この投資家層の拡大によって、Veeamは将来的な戦略的パートナーシップやM&Aをはじめ、資本増強の機会を検討する上で、より柔軟性を高めることができます。Insight Partnersは引き続き筆頭株主であり、Veeamのリーダーシップとビジョンに対する長年の信頼を証明しています。
本発表は、Veeamにとって新たな時代の幕開けを告げるものです。Veeamは、業界をリードするデータレジリエンスソリューションのリーディングカンパニーとして、今後も業界を牽引し、卓越したレジリエンスとインテリジェンスで、デジタル社会を安全に守るソリューションを提供してまいります。
コメント
VeeamのCEOであるアナンド・エスワラン(Anand Eswaran)は、次のように述べています。
「デジタルが最優先される今日の社会では、データはビジネスの基盤です。そのデータへのアクセスを失えば、ビジネスは停止してしまいます。企業がAIやデジタルイニシアティブを取り入れるにつれ、データ量とその価値は増大し、ランサムウェアやサイバー攻撃、その他の障害といったリスクも同時に高まります。55万社のお客様と3万4千社を超えるパートナー企業の皆さまが、データのレジリエンスとビジネス継続を維持するためにVeeamを信頼してくださっています。その信頼こそが、Veeamをデータレジリエンスの分野における世界的なリーダー企業に導いてくれたものであり、この業界を前進させていくという当社の姿勢を支えてくれています」
※その他のコメントは原文をご覧ください。
Veeam Softwareについて
Veeam®は、データレジリエンスにおける世界No.1マーケットリーダーとして、あらゆるビジネスで必要な時に必要な場所ですべてのデータの信頼性と管理を保ちながら、障害から復旧し事業継続を確保すること=ラディカルレジリエンス(根源的なレジリエンス)をミッションに掲げています。
Veeamのソリューションはデータのバックアップ、データリカバリ、データの自由、データセキュリティ、データインテリジェンスを提供し、組織のデータレジリエンスの強化を支援します。またクラウド、仮想、物理、SaaSおよびKubernetes環境を含むIT環境全体にわたって、アプリやデータを常に保護・利用可能にします。Veeamは、米国シアトルに本社を置き、30か国以上で事業所を展開しています。グローバル 2,000の74%を含む55万社以上のお客様の事業継続を支援しています。基盤となるレジリエンスはVeeamから始まります。
Forward-Looking Statements
This communication may contain forward-looking statements that involve risks and uncertainties, including, but not limited to, those statements regarding the proposed transaction, including: (i) the expected timing of the closing of the transaction and (ii) expectations for Veeam following the closing of the transaction. There can be no assurance that the transaction will in fact be consummated. Risks and uncertainties that could cause actual results to differ materially from those indicated in the forward-looking statements, in addition to those identified above, include (i) the possibility that the conditions to the closing of the transaction are not satisfied, including the risk that required regulatory approvals to consummate the transaction are not obtained, on a timely basis or at all and (ii) the diversion of Veeam management’s time and attention from ongoing business operations and opportunities. All forward-looking statements in this communication are based on information available to Veeam as of the date of this communication, and Veeam does not assume any obligation to update the forward-looking statements provided to reflect events that occur or circumstances that exist after the date on which they were made, except as required by law.