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Veeam、新バージョン「Veeam Data Platform v12.3」の一般提供を開始Microsoft Entra ID向けの保護を含む、エンタープライズ向け機能を追加

新しいサイバーレジリエンスツール、生成AIにより強化されたレポート機能、Nutanix AHV向けの保護機能、およびVeeam Data Cloud Vault v2を完全統合

2024 年 12月 3日 米国ワシントン州シアトル発 抄訳 – データレジリエンス分野の市場シェアNo.1企業であるVeeam® Software(以下、Veeam)は、本日、新バージョン「Veeam Data Platform v12.3(以下、VDP v12.3)」の一般提供を開始することを発表しました。本バージョンでは、エンタープライズ向けに次の3つの重要な目標を実現しています: Microsoft社が提供するクラウド型のID・アクセス管理ソリューションである「Microsoft Entra ID」のバックアップをサポートすることによりアイデンティティ(ID)とアクセス管理の保護を実現し、Recon ScannerとVeeam Threat Hunterによりプロアクティブな脅威分析を強化するほか、Veeam Intelligenceにより生成AIを駆使した高度なレポート機能で、エンタープライズデータをよりインテリジェントに保護します。

さらに、VDP v12.3は、Nutanix AHVワークロード向けのアプリケーション認識処理、充実したアラート機能、分析機能を備えた統合的なNutanix AHV保護を提供することにより、データポータビリティを拡大します。また、VDP v12.3は、今年11月に発表した「Veeam Data Cloud Vault v2」と完全統合しており、お客様は、予測可能な定額制の価格設定で、セキュアで、エアギャップ環境にデータを保管でき、暗号化され、書き換え不能なクラウドストレージに即時アクセスすることができます。

企業のDXが続く中で、クラウドはイノベーションと効率化を推進する上で重要な役割を果たしています。IDおよびアクセス管理サービスの包括的な保護を担保するために、データレジリエンスプラットフォームに統合された堅牢なデータレジリエンス機能が必要です。VDP v12.3は、これらのニーズに対応できるように設計されており、Entra IDの保護とサイバーセキュリティの最新技術で、お客様のビジネスを強化します。

IDとアクセス管理(IAM:Identity and Access Management)は、企業にとって非常に重要であり、それを保護することは必須です。多くの組織にとってMicrosoft Entra IDは、シームレスな業務遂行を確保するための必要条件となっています。Microsoft Entra IDの保護機能を搭載した本バージョンは、潜在的なサイバー脅威や生産性を妨げる偶発的な設定ミスを軽減し、数秒程度で業務を迅速に軌道に戻します。変更内容の検出の高速化、コンプライアンスの簡素化、業務の迅速な復旧により、企業はオンプレミスのActive DirectoryとMicrosoft Entra IDの両方を保護し、常に利用可能な状態を確保し、サイバー攻撃やヒューマンエラーによるリスクを低減することができます。

「Veeam Data Platform v12.3」で新たに搭載したサイバーレジリエンスを強化する革新的なツール

  • Recon Scanner:定期的なスキャンにより、サイバー攻撃が発生する前に攻撃者の戦術、技術、手順(TTPs)を特定するプロアクティブな脅威評価テクノロジーです。数千件のランサムウェア事件で使用されたCovewareのテクノロジー(特許出願中)を基に構築された機能をVDPが初めて統合したことで、Veeamは先進的な脅威評価技術を提供する、最初で唯一のプラットフォームベンダーとして地位を確固たるものにしました。
  • IoC Tools Scanner:保護されたマシン上で、サイバー犯罪者が一般的に利用する侵害の痕跡 (IoC) ツールの出現を検知します。これには、被害範囲を拡大することにつながる攻撃者の水平移動や、情報抜き取り、不正コマンドの操作(コマンド&コントロール)、認証情報へのアクセスなど、さまざまな侵害手法のIoCを検出します。これにより、平均検出時間 (MTTD) を大幅に短縮し、攻撃前に対応する機会を創出します。
  • Veeam Threat Hunter:シグネチャベースのマルウェアスキャンを高速化・より広範囲で調査を行うことで、バックアップに潜む脅威を検出し、事業継続に必要なセキュリティ対策を迅速に実施できるようにします。VDPに組み込まれたThreat Hunter は、機械学習(ML)とヒューリスティック分析を組み合わせて、ポリモーフィック型マルウェアなどの高度な脅威を特定します。脅威のシグネチャとMLモデルは1日に複数回更新され、新たに発生する脅威へ検出範囲を拡大します。

「Veeam Data Platform v12.3」の主な機能強化

  • Nutanix AHV向けの万全な保護:すべてのハイパーバイザーのデータレジリエンスの強化を行い、Nutanix環境向けにアプリケーション認識処理、バックアップ中のインライン脅威検出、詳細なデータ監視機能を提供することで、Nutanix AHV環境の完全なセキュリティを実現します。重要なアプリケーションの保護や必要な情報にアクセスするために、Nutanix AHVの専門知識は必要ありません。VDPを使用することで、ユーザーはプロセスを簡素化および合理化することができ、複雑なレポートやダッシュボードを操作する必要がなくなります。
  • Veeam Data Cloud Vaultとの統合: Veeam Data Cloud VaultがVDPと完全統合したことで、お客様は書き換え不能のオフサイトバックアップをより簡単に行うことができます。Veeam Vaultは、フルマネージド型でセキュアなクラウドベースのストレージサービスです。Microsoft Azureを活用し、ミッションクリティカルなデータやアプリケーションのバックアップをオフサイトに保存することを簡素化することで、比類ないビジネスレジリエンスを実現します。Veeam Vaultとの統合により、ユーザーは予測可能な価格のクラウドストレージに即座にアクセスできるようになるほか、ゼロトラスト・データレジリエンス(ZTDR) モデルに準拠した安全な設計により、データ保護の「3-2-1-1-0ルール」を実現できます。この理念は、強固なデータ保護戦略とデータレジリエンスイニシアチブの基盤を成し、バックアップの信頼性と可用性を保証します。
  • Veeam Intelligence:生成AIを活用した機能追加により、VDP v12.3は、プロアクティブなインテリジェンスとAI主導の洞察を提供します。管理者は、バックアップのパフォーマンスを最適化し、潜在的なリスクに迅速に対応し、データ主導の意思決定を効率的に行うことで、ITリソースへの負荷を軽減できるようになります。

コメント

VeeamのCEOであるアナンド・エスワラン(Anand Eswaran)は、次のように述べています。

「セキュリティは、IDと認証から始まります。だからこそ、Microsoft Entra ID向けのバックアップを提供することは、本バージョンでの重要な機能追加でした。現在、最も使用されているIDおよびアクセス管理システムを保護し、新しいプロアクティブな脅威分析ツールと組み合わせることで、企業はサイバー脅威に備えることができます。企業がセキュリティ対策を強化し、データモビリティを優先しています。その中で、Veeam Data Platformは、データのバックアップと保護だけでなく、レジリエンスも確保する幅広い機能を提供します。これは、何が起ころうともビジネスを継続させる上で非常に重要な要素です」

提供開始時期

Veeam Data Platform v12.3は、現在、グローバル全体および日本で利用可能です。

※詳細は原文およびブログ記事をご覧ください。

Veeam Softwareについて

Veeam®は、データレジリエンスにおける世界No.1マーケットリーダーとして、あらゆるビジネスで必要な時に必要な場所ですべてのデータの信頼性と管理を保ちながら、障害から復旧し事業継続を確保すること=ラディカルレジリエンス(根源的なレジリエンス)をミッションに掲げています。

Veeamのソリューションはデータのバックアップ、データリカバリ、データの自由、データセキュリティ、データインテリジェンスを提供し、組織のデータレジリエンスの強化を支援します。またクラウド、仮想、物理、SaaSおよびKubernetes環境を含むIT環境全体にわたって、アプリやデータを常に保護・利用可能にします。Veeamは、米国シアトルに本社を置き、30か国以上で事業所を展開しています。グローバル 2,000の74%を含む55万社以上のお客様の事業継続を支援しています。基盤となるレジリエンスはVeeamから始まります。公式HPLinkedInX