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【2017年5月18日】VeeamとMicrosoft、ストレージに関する提携を拡大し、 Always-On Cloud環境でのアベイラビリティを飛躍的に強化

  • Veeamは、消費者にデジタル・ライフ体験を提供する企業を支えています。ハイブリッド・クラウドで実行されるアプリケーションやデータを保護するとともに、Microsoft AzureとVeeamのAlways-On Cloud Availability Platformを利用したクラウド・バックアップと災害復旧機能を活用して、止まらないビジネス、アジリティ向上、コスト削減を実現しています。
  • 新Veeam Disaster Recovery in Microsoft Azureは、Veeam Direct Restoreと新Veeam PNの機能を組み合わせて、Azure上での災害復旧処理を簡素化、自動化します。
  • Azure Blobのクラウド・オブジェクト・ストレージに対するネイティブ・サポートが可能となり、Veeamのバックアップのデータ・アーカイブ、長期保存、およびコンプライアンスに要するコストが削減されます。
  • 新Veeam Agent for Microsoft Windowsは、Azure上で動作するアプリケーションを保護します。
  • Microsoft がAzure上でのディスク容量を増やすことにより、バックアップ・ストレージのコストを4分の1に削減できます。
  • マルチ・テナント機能を追加した新 Veeam Backup for Microsoft Office 365により、
    サービス・プロバイダはOffice 365向けのバックアップとアベイラビリティ・ソリューションを提供できます。

 

Availability for Always-On Enterpriseを実現するソリューションの革新的プロバイダーであるVeeam Software(本社:スイス、バール。以下、Veeam)は本日、ユーザーの期待するデジタル・ライフ体験を企業が実現するための新たな機能を発表しました。新機能は、Microsoft AzureとVeeamの 'Always-On Cloud' Availability Platformを利用したバックアップと災害復旧機能を活用してハイブリッド・クラウドで実行されるアプリケーションやデータを保護し、ます。

米大手調査会社ガートナーは、「2016年から2020年の間に、フェイル・オーバーのためにDRaaSやIaaSが利用される事例が200%以上増加する」と予測しています。実際に、クラウド・バックアップと災害復旧に対応できる使いやすく強力なソリューションへのニーズは急増しています。すなわち、オンデマンドの災害復旧とアベイラビリティを実現するために最適なプラットフォームが、柔軟性に富むクラウドと従量制課金モデルなのです。[*1]

VeeamとMicrosoftの長期にわたる提携に基づく本日の発表により、顧客企業は以下の利点を享受できます。

  • 止まらないビジネス – Veeam "Always-On Cloud" Availability Platformと Azureを活用しクラウドのバックアップと災害復旧(DR)を強化
  • デジタル・トランスフォーメーション・アジリティ –高い信頼性とセキュリティを持つVeeamのクロスクラウド・データ管理と移行ツールにより、Azureのアジリティと柔軟性を加速
  • コストを削減 – Veeamの柔軟なプラットフォームとAzureの課金モデルを活用

Azureでの使いやすく強力なオンデマンドDR機能の提供

災害発生時には、あらゆる企業がクラウド上で信頼性の高いオンデマンドDRソリューションを必要とします。クラウドでのDRはデータの復旧やネットワーク設定、シームレスなユーザー体験のための構成などを含み、複雑なDRプロセスを適切に管理することは容易ではありません。

  • Veeam Disaster Recovery in Microsoft Azure は、AzureでのDRを簡素化・自動化します。導入企業はAzureでのあらゆるオンデマンドDRで事業継続性と重要なワークロードのアベイラビリティを担保することができます。このソリューションはVeeam Direct Restoreと新Veeam PN(Veeam Powered Network)を融合したものです
  • Veeam PN for Microsoft Azureは、Azure上でDRサイトの設定処理を簡素化・自動化するために、低負荷で簡素なSDN(software-defined networking)を活用した強力なソリューションです。複雑なVPNは不要になり、事業継続性とアベイラビリティの確保が容易になります。また、あらゆる規模の企業組織やサービス・プロバイダーによる利用を考慮した設計です。

Veeam Availability Suite v10におけるクラウド・オブジェクト・ストレージ(Azure Blob)のネイティブ・サポート

Veeamは、アーカイブ手段の拡充としてクラウド・オブジェクト・ストレージの新しいScale Out Backup Repository(SOBR)のサポートを発表しました。Veeam Availability Suite v10と同時に登場したこの新機能により、企業はVeeamのバックアップをAzure Blobストレージにアーカイブできるようになります。また、これによってAzureを活用して長期間のデータ・アーカイブ、保存、コンプライアンスのコストを削減することができます。

Veeam Agent for Microsoft Windows(発表済み)

Veeam Agent for Microsoft Windowsは、すでに発表済みですが、VeeamON 2017で一般公開されました。このソリューションは、Veeam 'Always-On Cloud' Availability Platformをパブリック・クラウドおよび物理サーバーまで広げます。この新しいソリューションは、Windowsベースの物理サーバー、ワークステーション、エンドポイント、さらにはAzure上でのWindowsワークロードなどのアベイラビリティを実現するための機能を備えています。

Azureでのディスクサイズ容量の増強

Microsoftは、Azureのすべての顧客がAzure上で最大4TB(以前は1TB)まで利用可能になることを発表しました。つまり、Veeamの顧客はその仮想アプライアンスを使用することで、Azure Storageに4倍ものデータをバックアップできる費用対効果の高いソリューションを完全に実現できるということです。2017年中頃に利用できるようになる予定です。

Veeam Backup for Microsoft Office 365 with Multi-Tenancy

本日、Veeamは、SaaSアベイラビリティ・ソリューションであるVeeam Backup for Office 365のアップデートも発表しました。このソリューションは発売から4ヶ月という短期間で11,000以上の組織に使用されています。今回のアップデートでは、マルチテナント・アーキテクチャが導入され、これにより一施設での大規模なOffice 365環境を保護する一方、Veeam Cloud and Service Providers(VCSP)がOffice 365のバックアップサービスを提供することができます。

この発表に加え、Veemは管理作業を最小限に抑え、復旧時間を短縮し、コストを削減するため、RESTful APIとPowerShell SDKによる強力な自動化オプションを導入しました。さらに、Veeam Backup for Office 365の次期バージョンの開発にもすでに着手しており、これには要望の多いSharePoint OnlineやOneDrive for Businessのサポートが含まれることになります。

Veeamの共同CEO兼社長のピーター・マッケイ(Peter McKay)と、Microsoft Azure担当最高技術責任者(CTO)の、マーク・ルシノビッチ(Mark Russinovich)氏が、現在ルイジアナ州ニューオーリンズで開催中の世界的なPremier Hybrid Cloud Availabilityイベントである「VeeamON 2017」にてこの新機能を発表しました。

コメント

Veeamの共同CEO兼社長、ピーター・マッケイは次のように述べています。「企業が戦略的なデジタル・トランスフォーメーションへの取り組みを支えるためにハイブリッド・クラウドへの移行、とくにMicrosoft Azureを使用する傾向が増大しています。ハイブリッド・クラウドは、24時間365日止まらないアベイラビリティを保証し、消費者が求めるデジタル・ライフ体験を提供するための新たなビジネスチャンスを生み出す一方、課題をも生み出します。われわれとMicrosoftは、Azureを用いたバックアップと災害復旧のための新しいソリューションでお客様を保護しています。われわれのソリューションを使用することで、企業は安心してAzureとハイブリッド・クラウドに移行でき、何が起きてもデータとアプリケーションを常に利用できるようになります。」

Veeamのグローバル・クラウド・グループ担当バイス・プレジデント、ポール・マッテス(Paul Mattes)は次のように述べています。「Veeamは仮想化とクラウドの時代に創業しました。したがって、ハイブリッド・クラウド環境でのアベイラビリティの提供で業界をリードしていることは驚くことではありません。Microsoftとの緊密な協力関係により、Microsoft Azureをフルに活用し、クラウドでのDRを実現するほか、Azure Blobストレージへの直接アクセスなどさまざまなメリットが得られることで、ハイブリッド・クラウドのアベイラビリティを確実に維持し管理を容易化することができます。VeeamとMicrosoftは、クラウド・バックアップと災害復旧のため、両社の技術を活用する企業が直面するハードルを排除し、長期的なデータアーカイブおよび保存ソリューションとして、ガバナンスとコンプライアンスを大幅に向上させます。」

Microsoft Azure担当CTO、マーク・ルシノビッチ(Mark Russinovich)氏は次のように述べています。「強固なコラボレーションを通じて、Microsoft AzureとVeeamのお客様はこれまで両社の相補的技術の恩恵を受けてきました。両社は企業のアジリティのためにITを再構築するという共通のビジョンを持っています。本日の発表により、両社のお客様の業務にとって不可欠なアプリケーションへのサポートが強化され、クラウド・プラットフォームであるAzureのエンタープライズ顧客が必要とする規模、パフォーマンス、信頼性を確実に得られるでしょう。」

[*1] 2016 Magic Quadrant™ for Datacenter Backup and Recovery Software. https://go.veeam.com/2016-gartner-magic-quadrant

 

 

Veeam Softwareについて

世界中の企業が、Always-On Enterprise すなわち24時間365日止まらないビジネス環境を実現しようとした場合に、多くの課題に直面します。Veeamではこの課題を解決するために、Availability for the Always-On Enterpriseという新たな市場を開拓し、「迅速な復元」、「データ損失の予防」、「検証済みの高い復元率」、「データの活用」、「詳細な可視性」という機能を備えたまったく新しいタイプのソリューション、Veeam Availability Suiteにより、すべてのアプリケーションおよびデータについて15分未満のRTPO(Recovery Time and Point Objectives、目標復旧時間および目標復旧時点)の達成を可能にしました。Veeam Backup & Replicationが含まれるこのソリューションは、仮想化、ストレージ、およびクラウドといった技術を活用して最先端のデータセンター構築を可能にすると共に、時間の節約、リスクの軽減、および投資コストや運用コストの大幅な削減を両立し実現することで、Veeamのお客様の現在と将来にわたるビジネス目標達成を常にサポートします。

Veeamは2006年に設立され、現在は世界中に47,000社のProPartnerと242,000社を超える顧客を擁しています。スイスのバールにグローバル本社を置き、世界各地に支社を開設しています。

詳細は、http://www.veeam.com/jp をご参照ください。