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エンタープライズ向けディサスタ・リカバリ・オーケストレーション 「Veeam Availability Orchestrator」を発表

Veeam Backup & ReplicationとVeeam Availability Suiteに対応し、 ディサスタ・リカバリ(災害復旧:DR)計画におけるコスト削減と信頼性向上を実現

2016年4月21日

24時間365日止まらないビジネス環境(Always-On Enterprise)を実現するソフトウェアを提供するVeeam Software(本社:スイス)は、ディサスタ・リカバリ・オーケストレーション「Veeam Availability Orchestrator」を発表します。本製品はマルチハイパーバイザーDRオーケストレーション・エンジンを搭載し、ディサスタ・リカバリ(DR)計画の実行、検証、文書化が容易に行えるようにします。

計画外のダウンタイムによって生じる組織への損失は年間平均で1600万ドルにもおよび、アベイラビリティの向上にはデータ保護とDRへの対策が重要となっています。※[i] 

Veeam Softwareの社長兼CEO、ラトミア・ティマシェフ(Ratmir Timashev)は次のように述べています。「ディサスタ・リカバリ計画の万全な検証、調整は、最高情報責任者の重要課題の1つです。多くの企業はすでに計画を立案しているものの、複雑で手間がかかるため、信頼性が不確かであったり、実行が難しい、さらには検証が実施されていない、現状に合っていないといった状況に陥っています。つまり、コンプライアンス要件やビジネス環境のアベイラビリティは損失の危機に面しています。今回発表した『Veeam Availability Orchestrator』は、24時間365日止まらないビジネス環境の実現という私たちの命題を受け継ぐ製品です。手動プロセスを解消することにより、コンプライアンス要件を満たしながらも、データやアプリケーション復旧に関する最新のSLA達成、コスト削減、信頼性向上を実現します。」

調査会社ガートナーによると、2017年末までに、大規模なエンタープライズの60%が従来型のディザスタ・リカバリ管理から、より広範な活用を見越した、ITサービス継続性管理に移行する見込みです。デジタル・ビジネスの変革にともない、復旧時間と復旧時点の達成レベルは、持続可能なITサービス継続性のサポートには不可欠な要素となっています。※[ii]

Veeam Availability Orchestratorは、明確なディサスタ・リカバリ(DR)計画に基づいたVeeamのバックアップとレプリケーションのオーケストレーション、自動DR検証、DR計画の文書化、更新、レポート作成といった機能を有しています。統合されたこれらの機能により、企業のお客様はデータとアプリケーションの可用性や信頼性の確保、手動プロセスの最適化によるコスト削減、コンプライアンス要件の達成を実現しあます。

新しいVeeam Availability Orchestratorは、Veeam Availability SuiteとVeeam Backup & Replicationに対応するマルチハイパーバイザーDRオーケストレーション・エンジンを搭載させることにより、エンタープライズ環境でのDR計画に関するこれまでの課題を解消します。

エンタープライズ向けの新たなVeeamのソリューションには、以下の機能が含まれています。

  • オーケストレーション: 明確なディサスタ・リカバリ計画に基づいたVeeamのバックアップとレプリケーションのオーケストレーション
  • 自動DR検証: 信頼性の維持と、高コストになりがちな手動で実行されるプロセスを回避する、業務を中断しない自動ディサスタ・リカバリ検証
  • コンプライアンスと文書化:  コンプライアンス要件の適合に向けた、DR計画の文書化、更新、レポート作成

2016年後半からの提供が予定されているVeeam Availability Orchestratorは、Veeam Availability SuiteおよびVeeam Backup & Replication向けに設計されており、仮想マシン(VM)ごとにライセンス許諾を行います。

顧客およびパートナーからのコメント:

Veeam Platinum ProPartnerであるSHI社のコマーシャル・エンタープライズ担当シニア・ディレクター、ピート・カルフェ(Pete Carufe)氏は次のように述べています。「顧客のニーズに沿った技術戦略の提供に尽力してこそ、良きパートナーです。弊社の使命は、最適な技術を最適な人材に、最適なタイミングで提供することにより、お客様のミッション達成をサポートすることです。Veeamとのパートナーシップにより、あらゆるデータやアプリケーションに24時間365日いつでもアクセスできるビジネス環境の実現のため、エンタープライズのお客様が抱える課題を解決することができます。エンタープライズ環境向けのVeeamの新たな『アベイラビリティ・ソリューション』により、Veeamが心強いソリューション・パートナーであると 再認識しました。

Veeam Platinum ProPartnerであるCDW社の製品およびパートナー・マネージメント担当シニア・バイスプレジデントであるマット・トロカ(Matt Troka)氏は次のように述べています。「CDWはVeeamが目指す、24時間365日止まらないビジネス環境の実現を歓迎しています。Veeamの力強いパートナーシップにより、最新のデータセンターの運用管理に課題を抱えるお客様に、単なるバックアップではない、効率的なあらゆる可用性ソリューションを提供することができます。」

Veeamの顧客であるCBRE社のアジア太平洋地域インフラストラクチャ&オペレーション担当リージョナル・ディレクター、ダレン・ワーナー(Darren Warner)氏は次のように述べています。「予期せぬ停電や障害は起こりうるものではありますが、ビジネスのAlways-On、滞りなく行える状態の確保は私たちチームの命題です。VAO(Veeam Availability Orchestrator)は、オーケストレーションや継続的な可用性維持における負荷を解消し、文書化、更新、レポート作成といった機能により、自分たちのDR戦略の実行可能性の確認が可能となります。」

英国で第2の規模を誇るロンドン・ガトウィック空港は、滑走路が1本のみの空港でありながら世界で最も利用者数が多い利便性の高い空港です。90カ国・220都市からの3,900万人の旅客に利用されています。ガトウィック空港では、ピーク時にはほぼ毎分に1機の頻度で離着陸しています。ガトウィック空港のITインフラストラクチャ責任者のシェリフ・ダルウィシュ(Sherif Darwish)氏は次のように述べています。「空港のオペーレションをサポートするには、冗長性、レジリエンシ(耐障害性)に優れた、かつ堅牢なITインフラストラクチャの構築が最善の対策となります。Veeamの価値は、航空管制システムの運用に主に使用していた構成サーバーに障害が発生した際に実証されました。サーバーが停止したわけではありませんでしたが、VMがすぐに復旧しなければ、運用上の問題が発生していたでしょう。Veeamのおかげで、数分でVMを復旧できました。私たちはリカバリ機能の重要性を認識しており、耐障害性の維持するうえで、バックアップからの復旧に備えることは必須となっています。

Goodwill Industries of Greater New York and Northern New Jersey, Inc.のシニア・バイスプレジデント兼CIOであるアンドレ・ブロームズ(Andre Bromes)氏は次のように述べています。Veeamによって知的財産の保護、さらにデータの統合を実現できました。バックアップ、リカバリ、レプリケーションを最大限活用できました。Veeamは私たちのITを革新させ、単なるDR計画から事業継続計画にステップアップさせてくれました。」

Veeam Softwareについて

世界中の企業が、Always-On Enterprise すなわち24時間365日止まらないビジネス環境を実現しようとした場合に、多くの課題に直面します

Veeamではこの課題を解決するために、Availability for the Always-On Enterpriseという新たな市場を開拓し、「高速リカバリ」、「データ損失の予防」、「検証済みの高い復元率」、「データの活用」、「詳細な可視性」という機能を備えたまったく新しいタイプのソリューション、Veeam Availability Suiteにより、すべてのアプリケーションおよびデータについて15分未満のRTPO(目標復旧時間および目標復旧時点)の達成を可能にしました。

Veeam Backup & Replicationが含まれるこのソリューションは、仮想化、ストレージ、およびクラウドといった技術を活用して最先端のデータセンター構築を可能にすると共に、時間の節約、リスクの軽減、および投資コストや運用コストの大幅な削減を両立し実現することで、Veeamのお客様の現在と将来にわたるビジネス目標達成を常にサポートします。

Veeamは2006年に設立され、現在は世界中に39,000社のProPartnerと193,000社を超える顧客数を擁しています。スイスのバールにグローバル本社を置き、世界各地に支社を開設しています。

詳細については、http://www.veeam.com/jp をご参照してください。


[i] Veeam Availability Report, 2016 https://go.veeam.com/2016-availability-report.html

[ii] Hype Cycle for IT Service Continuity Management, 2015; Gartner® research. Analyst(s): John P Morency, Pushan Rinnen, Carl Claunch; Published 28 July 2015.