2023年10月4日 米国オハイオ発 抄訳 - データ保護とランサムウェアリカバリソリューションのリーダー企業であるVeeam® Software(以下、Veeam)は、本日、バックアップおよびリストア機能の信頼性とBaaS(Backup as a Service)としての使いやすさを組み合わせた「Cirrus for Microsoft 365」と「Cirrus Cloud Protect for Microsoft Azure」の2製品を提供開始することを発表しました。
本製品は、Cirrus by Veeamから、Microsoft 365およびMicrosoft Azure向けに本日より提供開始します。Veeamが持つテクノロジーにより、シンプルで柔軟性と信頼性が高く、強力なBaaSとして実現することで、バックアップに関わる管理と運用の簡素化をお客様に提供できるようになります。
なお、Veeamは今後、2024年初旬をめどに、VeeamとCirrusが完全統合したBaaSの新バージョンを発表する予定です。
Veeamの提供するMicrosoft 365およびAzureのデータ管理
Cirrus by Veeamは、オーストラリアのテクノロジーサービス企業であるCT4から買収したものです。CT4は、Veeamのデータバックアップおよびランサムウェアリカバリプラットフォームを活用してサービスを開発していました。これによりお客様は、Veeamを利用してMicrosoft 365およびAzureデータを管理する際に、以下の3つのオプションから選択できるようになります。
「Cirrus for Microsoft 365」の特長
本製品は、Microsoft 365向けバックアップソリューションであるVeeam Backup for Microsoft 365をベースに構築されたサービスです。ソフトウェア、インフラストラクチャ、無制限のストレージをオールインワンのクラウドサービスで提供することで、バックアップ戦略の簡略化、シンプルでシームレスなユーザーエクスペリエンスの提供、強力なデータ保護とセキュリティテクノロジーを活用できるようにします。
「Cirrus Cloud Protect for Microsoft Azure」の特長
Microsoft Azure上のデータは、他の保存場所と同様にサイバー脅威やデータ損失のリスクにさらされており、それを保護することはデータの所有者の責任です。本製品は、信頼性と回復力に優れたバックアップとリカバリ機能を実現するために、あらかじめ初期設定が行われた完全なホスティングソリューションです。
導入、パッチ適用、設定ミスの修正などの障害を取り除くことで、導入効果を生み出すまでの時間を短縮
Azure Well-Architectedフレームワークをベースに構築されたサービスで、バックアップ、セキュリティ、FinOpsのベストプラクティスを活用
目標復旧時点(RPO)とリカバリ先をカスタマイズできる包括的なネイティブ保護
提供方法
Cirrus by Veeamは、Azure Marketplaceおよび全てのVeeamとCirrusチャネルを通じて利用可能で、近日中にVeeamの販路をさらに拡大して提供予定です。なお、VeeamとCirrusが完全統合したBaaSの新バージョンは、2024年初旬にリリースする予定です。
※詳細は、https://cirrusbackup.com/もしくは、https://www.veeam.com/jpをご覧ください。
コメント
Veeamの最高技術責任者(CTO)であるダニー・アラン(Danny Allan)は、次のように述べています。
「45万社以上の企業がビジネスの保護および継続のために、Veeamの製品を導入しています。Veeamは、お客様の信頼のもと、データ保護とランサムウェアリカバリの世界No.1プロバイダーに位置することができています。Veeamはこのたび、Microsoft 365とMicrosoft Azure向けに信頼性の向上をサポートできる機能を、新たなサービスとして提供開始します。この新しいBaaSの提供を通じて、お客様は、クラウドやオンプレミス、ハイブリッドなどいずれの環境であっても、ビジネスを守るためにVeeamを柔軟にご活用いただくことができます」
IDCのリサーチ・バイス・プレジデントであるフィル・グッドウィン(Phil Goodwin)氏は、次のように述べています。
「データ保護製品におけるクラウドベースの『as a Service』提供は、データ保護製品の利用方法として支持されるようになってきています。IDCでは、Data Protection as a Service(サービスとしてのデータ保護)市場が年平均成長率19.2%で伸び、市場規模は2026年までに総額214億ドルに達すると予測しています。Veeamは、Microsoft 365およびMicrosoft Azure向けの新しいBaaSを提供することで、この急成長する市場に即座に参入することができます。これは、市場におけるVeeamのリーチを拡大し、最終的には、お客様がVeeamの製品ポートフォリオを使用する上で、より多くの選択肢と柔軟性を提供することにつながると感じます」
Webjet LimitedのGroup Cloud & Infrastructure Architect であるマルコム・プラント(Malcolm Plant)氏は、次のように述べています。
「Microsoft 365データのバックアップにCirrusを選択した最大の理由は、セットアップの簡単さだけではなく、インターフェースが使いやすいためです。CirrusがVeeamを通して、また、SaaSの形態で提供されることは非常に好ましいことだと思います」
Veeam Softwareについて
Veeam®は、データ保護とランサムウェアリカバリの世界No.1プロバイダーとして、ハイブリッドクラウドにおけるデータセキュリティ、データ復旧、自由なデータ移行を通じたレジリエンスを企業に提供します。Veeam Data Platformは、クラウド、仮想、物理、SaaSおよびKubernetes環境向けの単一ソリューションで、アプリやデータを常に保護・利用可能にすることで、企業の事業継続を支援しています。Veeamは、米国オハイオ州コロンバスに本社を置き、世界30か国以上で事業所を展開しています。フォーチュン 500の82%以上、グローバル 2,000の73%以上を含む45万社以上のお客様を保護しています。Veeamのグローバルエコシステムには、3万5,000社以上のテクノロジーパートナー、リセラーパートナー、サービスプロバイダー、アライアンスパートナーが含まれています。公式HP(https://www.veeam.com/jp)、LinkedIn(@veeam-software)、X(@veeam_japan)