機能 | Veeam Data Platform Essentials | 他社の中小企業向けソリューション | Veeamと他社の違い |
復元 | |||
マシン全体、ディスク、ゲストOSファイルのリストア |
Veeam:1つのバックアップからマシン全体、個々のディスク、ゲストOSファイルを復元。 他社:ほぼ全てのベンダーで、マシン全体、ディスク、ゲストOSファイルの復元が可能。 |
||
ワークロードの種類を問わないクロスプラットフォームのインスタントリカバリ | なし、または一部 | Veeam:Veeamが特許を持つインスタントVMリカバリ機能を他のワークロードにも拡張したことで、あらゆるワークロードの迅速な復元が可能に。仮想マシン、物理サーバー、ワークステーション、クラウドインスタンスのワークロードをバックアップから直接実行することで、vSphere、AWS、Azure、Hyper-Vの任意のプラットフォームに瞬時に復元できる。 他社:VMの迅速な復元はほとんどのベンダーで可能だが、VMwareやHyper-V以外のワークロードの迅速な復元ができるベンダーは数社しかない。このようなベンダーでも、迅速な復元ができるのは物理サーバーのみであることが一般的(ワークステーションやクラウドインスタンスなどのワークロードの迅速な復元はできない)。 |
|
アプリケーションアイテムのエージェントレスな復元 | なし、または一部 |
Veeam:Microsoft Exchange、SharePoint、SQL、Active Directory、Oracleといったアプリケーションのバックアップから個々のアイテムをエージェントレスに復元。 他社:半数のベンダーでは、アプリケーションアイテムのきめ細かな復元はできない。できるベンダーでも、アプリケーションアイテムの復元にはエージェントが必要で、復元オプションが限られていることが一般的(アイテムをバックアップサーバーにダウンロードするだけ)。 |
|
パブリッククラウドとオブジェクトストレージへのリストア | なし、または一部 |
Veeam:AWS、Microsoft Azure、Azure Stackなどのパブリッククラウドに直接データを復元。 他社:半数以上のベンダーでは、パブリッククラウドへのデータ復元はできない。できるベンダーでも、Veeamより手動の操作が多かったり、1つのクラウドプラットフォームにしか対応していなかったりすることが一般的。 |
|
バックアップ | |||
アプリケーションを認識したイメージベースのエージェントレスなバックアップ | 一部 |
Veeam:アプリケーション認識処理で、アプリケーション整合性のあるイメージレベルのVMをエージェントなしで作成。 他社:エージェントなしでのアプリケーション整合性のあるVMバックアップはほとんどのベンダーで作成できるが、Veeamでサポートしているアプリケーションの全部はサポートしていない。アプリケーションアイテムのきめ細かな復元にはログ処理やアプリケーション認識が必要だが、ログ処理やアプリケーション認識の実現にエージェントが必要なベンダーもある。 |
|
バックアップのコピー |
Veeam:既存のバックアップデータを別のディスクシステムにコピーしてセカンダリ・バックアップ・コピーを作成する。バックアップデータを、異なるハードウェアを使用しているオフサイトの場所に送信する。 他社:全てのベンダーで、既存のバックアップデータを別のリポジトリにコピーできる。 |
||
ストレージスナップショットからのバックアップと復元 |
Veeam:本番環境への影響を最小限に抑えながら、必要に応じてイメージベースのバックアップをストレージスナップショットから作成し、個々のVMやWindowsの物理サーバー、ゲストファイル、アプリケーションアイテムをストレージスナップショットから復元。 他社:ストレージスナップショットからバックアップを作成し、さらにストレージスナップショットからデータを復元できるベンダーはほとんどない。ごく一部のベンダーでは、ストレージスナップショットからのデータの復元は可能だが、対応しているアレイはわずかで、復元オプションも限られている(つまり、アプリケーションアイテムのきめ細かな復元はできない)。 |
||
クラウドとオブジェクトストレージへのバックアップのコピー | 一部、またはサポート |
Veeam:ポリシーベースのコピー管理機能で、新たに作成したバックアップをオブジェクトストレージに即座に複製。 他社:クラウド・オブジェクト・ストレージへのバックアップのコピーはほとんどのベンダーで可能だが、対応しているクラウドプラットフォームがわずかだったり、バックアップコピーの詳細な設定がなかったり、クラウドに保存されているバックアップからのデータ復元オプションが限られていたりすることが多い。半数以上のベンダーでは、パブリッククラウドへのデータ復元ができない。できるベンダーでも、Veeamより手動の操作が多かったり、1つのクラウドプラットフォームにしか対応していなかったりすることが一般的。 |
|
バックアップのテストと復元検証の自動化 | なし、または一部 |
Veeam:特許を取得したVeeamのSureBackupとSureReplicaによって、分離環境にあるレプリカやバックアップファイルからVMを直接実行し、保護されているVMの復元力を自動でテスト。アプリケーション検証用の組み込みスクリプトもサポート。 他社:半数のベンダーでは、保護されているVMの復元力の検証はできない。できるベンダーでも、提供しているのは分離された環境での基本的なテストで、高度な検証テストはできなかったり、自動による、または柔軟性の高い検証スケジュール設定はなかったりすることが一般的。 |
|
スケーラブルでストレージを選ばないNASのバックアップと復元 | なし、または一部 |
Veeam:NASの保護を最新化し、SMB、NFS、Microsoft Windows、Linuxのファイル共有に対応した広範なサポートで、ベンダー固有のAPIやNDMPを使用することなく、任意の場所にリストア。ネイティブの変更ファイル追跡機能も実装しており、RPOを向上。 他社:一部のベンダーではNASデータの保護はできない。できるベンダーでも、特定の数種類のNASデバイスしか保護できないことが一般的。これは、変更ブロック追跡(CBT)のような機能がないために、NDMPを使用したり、非効率であったりするため。 |
|
書き換え不能機能によるランサムウェア対策 | 一部のベンダーでサポート |
Veeam:Amazon S3や対応しているS3互換のオンプレミスのオブジェクトストレージの高度なオブジェクトストレージ機能を利用して、書き換え不能なバックアップコピーを作成。 他社:半数のベンダーでは、書き換え不能なバックアップコピーの作成ができる。 |
|
その他の機能 | |||
高度な監視とレポート作成 |
Veeam: Veeam ONEのパワフルな監視と分析機能をIT環境全体で利用可。包括的なダッシュボードに、事前定義済みでカスタマイズも可能なレポートが100個以上あり、インテリジェントな診断と自動修復機能で問題を自動的にトラブルシュートして解決。 他社:基本的な監視機能しかなく、バックアップと復元ジョブの統計に限定されていることが一般的。 |
||
イメージベースでのVMのレプリケーション | 一部 |
Veeam:ディザスタリカバリ(DR)を目的として、オンサイトやオフサイトにVMをレプリケート。既存のバックアップからレプリカVMのシード処理を実行。 他社:ほとんどのベンダーで、VMレプリケーションを自社の主要なバックアップ製品に統合しているが、追加料金が発生したり、VMwareしかサポートしていなかったり、(本番のVMからではなく)バックアップからのVMレプリケーションしかなかったりと制限があるのが一般的。 |
|
ネイティブでのテープデバイスのサポート | 一部 |
Veeam:スタンドアロンのテープやテープライブラリ、仮想テープライブラリにバックアップを保存。 他社:ほとんどのベンダーでバックアップをテープに保存することはできるが、テープの管理機能が限定的だったり、テープからの復元オプションに限りがあったり、別の製品が必要だったりなどの制限があることが多い。 |