本日、新バージョンのVeeam Availability Suite 9.5がリリースされ、ダウンロード可能となりました。この当社の主力製品の最新バージョンは、組織が今日のサービス・レベル目標を達成できるように、v9で導入された多数のエンタープライズ向け機能のさらなる強化を基礎に開発されています。これにより、あらゆるITサービスや関連アプリケーションおよびデータを数秒または数分で復元できるようになります。
マイナー・バージョンアップの中でも特に9.5には多くの重要機能が追加されており、より効率的に拡張し、可用性を維持できるように設計されています。新機能に関する詳細については、『What’s New in Veeam Backup & Replication 9.5(Veeam Backup & Replication 9.5の新機能)』と『What’s New in Veeam ONE 9.5(Veeam ONE 9.5の新機能)』を参照してください。新機能がすべて説明付きで掲載されています。まず9.5の概要について知りたい場合は、当社が公開している次のブログをご覧ください。特に重要な6つの機能について説明しています。
- Veeam Availability Suite 9.5で提供されるエンタープライズ・スケーラビリティおよびその他の機能
- Veeam Availability Suite 9.5で導入される高度なReFSとの統合
- Veeam、新しくリリースするVeeam Availability Suite 9.5でMicrosoft 2016データセンター技術との「完全な」統合を発表
- Veeam Availability Suite 9.5によるVeeamバックアップのクラウド・リストア
- Veeam Availability Suite 9.5 for VMwareにおいてNimble Storageとの高度な統合が実現
- Veeam Availability Suite 9.5で導入される、VMware vCloud Directorのセルフサービスによるバックアップと復元
エンタープライズ規模のスケーラビリティの強化
Veeam Availability Suite 9.5では、本番環境への影響を抑えながら、バックアップやレプリケーションのアクティビティを拡張し、バックアップ時間の短縮を実現する、まったく新しい一連のエンタープライズ向けのスケーラビリティが導入されています。これらの機能拡張には、バックアップ・パフォーマンスの向上、大規模VMの復元速度の向上、プライマリ・ストレージとバックアップ・ストレージおよび仮想インフラストラクチャ・サーバーの負荷の軽減が含まれます。
また9.5では、大規模データセットのパフォーマンスと容量効率を上げるため、高度なReFSとの統合も導入されています。これは私のお気に入りの新機能です。高度なReFSとの統合は、Veeamバックアップの高速クローニング(合成フル・バックアップ・ファイルの作成および変換速度が最大10倍に向上)によって、バックアップ・データの回復性とクリティカルなアプリケーションの保護を可能にします。この結果、バックアップ時間が短縮され、バックアップ・ストレージの負荷が軽減されます。また、省スペースのフル・バックアップ技術によりバックアップ・ストレージの使用量が減り、バックグラウンド・データの破損を監視することでバックアップ・アーカイブの整合性を維持できます。
Microsoft 2016を完全サポート
Veeam Availability Suite 9.5は、パートナーが導入する最新技術を最初に完全サポートするというVeeamの従来の方針に基づき、Microsoft 2016のデータセンター技術も完全サポートしています。この統合によって、Windows Server 2016とHyper-V 2016だけでなく、Microsoft Active Directory、Exchange、SharePoint、SQL Serverの最新バージョンもサポートします。
その他の機能
新機能はこれだけではありません。Direct Restore to Microsoft Azureでは、Veeamバックアップをクラウドに復元できるため、スケーラビリティと効率が向上します。9.5では、DRのオンデマンドのクラウド・データセンターとしてAzureを利用することで、バックアップをクラウドに直接復元でき、Azureの柔軟でスケーラブルなクラウド・リソースを十分に活用できます。ただし、これで十分でない場合もありますので、当社はNimble Storageのストレージ・スナップショットをサポートします。たとえば、Nimble Storage用の新しいVeeam Explorerによる迅速な復元、Veeam ONEの新しいチャージバックおよび課金機能による、組織やサービス製品内で使用されるコンピューティング・リソースおよびストレージ・リソースのコスト計算機能の向上、およびVMware vCloud Directorに対するセルフサービスのバックアップや復元機能の追加によるテナント対応強化など、まだまだたくさんの機能があります。
今すぐ新しいVeeam Availability Suite 9.5をダウンロードしましょう!
今がチャンスです!新しいVeeam Availability Suite 9.5を今すぐダウンロードして、当社の優れた最新技術を十分に活用してください。また、こちらのライブ・ウェビナーにもぜひご参加ください。2016年12月1日に、グローバル製品マーケティング・ディレクターのJeff Crumと、テクニカル製品マーケティング・ディレクターのRick Vanoverが、新しいVeeam Availability Suite 9.5のすべての新機能について詳しく説明します。
vSphere 6.5のサポート予定について
先日、VMwareはvSphere 6.5の提供を発表しました。通常どおり、当社はvSphere 6.5のベータ版より完全統合に向けた作業に着手していますが、vSphere統合の信頼性を確保するため、最終のVDDKコード統合後にvSphere 6.5に対する完全な回帰テストを実行しており、十分な時間が必要となりました。そのため、Veeam Availability Suite 9.5でのvSphere 6.5の完全なサポートは、Veeam Availability Suite 9.5 Update 1の一つとして提供されます。また、サポートの正確な予定はテスト結果によって変わりますが、これまでの経験から新しいvSphereリリースのサポートは、最終コードの提供開始から約2か月後になる見込みです。
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