Veeam Data Platformでデータの回復力を容易に実現する

データの回復力とは企業のハイブリッド資産全体に対するリスクを軽減するソリューションを活用することであり、Veeam Data Platformを利用することで、企業はセキュリティ基準をさらに高めることができます。Veeam Data Platform v12.3は、サイバー回復性、AI、アイデンティティ、高度な機能を備えているため、攻撃者やサイバー犯罪へのリスクを継続的に低減します。V12.2はほんの数か月前にリリースされた製品ですが、イノベーションに関するVeeamのコミットメントを反映し、皆様の想像を超えてまたしてもトップレベルのプラットフォームへと進化を遂げています。

今の時期、多くの企業は年末のチェックやタスクに目を通し、時には「閑散期」に備えて準備を整えていますが、企業のデータには休みがないことを忘れないようにしましょう。エンタープライズ向けのデータ回復力を一晩で実現することはできませんが、Veeamではその構築に向けたさまざまなツールを提供しています。この最新リリースでは解明すべきことが山ほどあります。今こそ、リスクの低減やダウンタイムの防止、ブランドの評判を守るという取り組みにおいて、Veeam Data Platformで何ができるかを評価するときです。

IDの保全

今日では、多くの企業がクラウドサービスやSaaS製品を定番として利用していますが、そうした企業が依存しているすべてのサービスを認識しているとは限りません。Microsoft Entra IDがその良い例です。Microsoft Entra ID(旧称Azure Active Directory)は、アイデンティティアクセスソリューションとして多くの組織が利用していると考えられるサービスです。

Microsoft Entra IDは世界中の多くの組織のIdentity and Access Managementの基盤であるため、攻撃者にとって高価値の標的となっています。実際に、Entraに対するアイデンティティ攻撃が毎日6億件以上も発生していることがMicrosoftによって最近発表されました。貴社の他の貴重な資産と同様に、コンプライアンスの目標を達成しつつ、Entra IDデータも脅威から保護する必要があります。デスクトップの「ごみ箱」に頼ることはDR戦略とは言えません。グループメンバーシップといったオブジェクトへの変更はそこには存在しないのですから。

幸いなことに、そうした状況は本日をもって解消されます!Veeam Data Platform v12.3の一部として利用可能なVeeam Backup for Entra IDは、お客様に対して次のようなメリットを提供します。

  • Entra IDオブジェクトに加えられた変更をすばやく特定する
  • サインインログと監査ログの保持を犠牲にすることなくコストを削減する
  • 重要なエンタープライズアプリケーションとアプリケーション登録をリストア

革新的なサイバー回復力

通常、サービスのベースラインとなるセキュリティ強化にはクラウドプロバイダーが対応していますが、あらゆる規模の組織がデータセンターに対して警戒を怠らないようにする必要があります。サイバー攻撃がますます綿密で複雑になる中、注意すべき兆候の数は増え続けており、すでに人員が不足しているITチームやセキュリティチームの負担はさらに大きくなっています。今回のVeeam Data Platformの最新リリースには業界をリードするさまざまな機能が加わっており、多忙なチームを支援する新たな監視機能が提供されます。

先日、VeeamではRecon Scanner by Covewareの提供開始を発表しました。サイバー脅威の大半がバックアップインフラストラクチャを標的としている中、組織は利用可能なあらゆるメリットを活用してセキュリティ体制を強化する必要があります。Recon Scannerは、サイバー攻撃中に使用される敵対者の戦術、技術、手順 (TTP) をプロアクティブに発見して特定することにより、Covewareがもたらすトップクラスの知識、経験、および専門知識を活用します。これらの脅威はMitre ATT&CKフレームワークに沿っており、攻撃が始まる前に阻止するために必要な詳細情報を企業に提供します。

Veeam Data Platform Advancedに組み込まれているIoCツールのスキャン機能により、脅威の検出を保護対象のワークロードにまで広げることができるようになりました。この新たな機能では、定期的に更新される識別子を活用することで、保護対象のワークロードに既知のハッカーツールキットやデータ窃取ツールが新たに追加された際に警告を発します。攻撃者が悪意のあるツールを追加してから、バックアップ中にそのツールが特定されるまでの時間を短縮することで、お客様はより迅速に行動し、侵害による影響の範囲を最小限に抑えることができます。

ただし、ファイルスキャンだけでは十分ではないため、ここで新機能のVeeam Threat Hunterが力を発揮し、保護をさらに強化します。統合されたシグネチャベースのスキャン機能により、Veeam Threat Hunterでは、パフォーマンスの向上とオーバーヘッドの削減を実現しながら、バックアップをスキャンできます。Secure Restoreの一部としてこれを利用すると、セカンダリマルウェア検出エンジンを使用して署名ベースのスキャンを実行できます。さらに、SureBackupジョブと組み合わせることで、本番ワークロードに影響を与えることなく、バックアップのスポットチェックを継続的に実行できます。

エンタープライズを進化させる

2024年には150ゼタバイトものデータが作成されると推定されており、その勢いは衰えることなく毎年倍増すると予想されています。多くのチームは作業対象のデータが毎日のように増加する状況下に置かれており、それに伴って、ストレージのプロビジョニングや保守、保護といったタスクの量も大幅に増えています。VDP 12.3の最新リリースでは、緊密に統合されたVeeam Data Cloud Vault 2.0の力を活用できるようになりました。お客様は、予測可能な価格体系で提供されるVeeamのマネージドクラウドサービスをほんの数回のクリックで利用でき、クラウドストレージで生じがちな日々の課題から解放されます。

多くの組織がハイパーバイザー市場の変化を注視し続ける中、Nutanix AHVの利用者も今回のリリースには期待を寄せています。少し前に、VeeamはNutanix Prism Centralとの包括的な統合と、その他多数の新機能や機能拡張を発表しました。それから数か月が経った今、弊社ではさらに多くの機能を提供しています。まず最初に、Nutanix AHVバックアップ用のインラインおよびゲストインデックスのマルウェアスキャンが追加されます。脅威は、あらゆるハイパーバイザーのあらゆるワークロードに潜んでいる可能性があります。Veeam Data Platformなら、その発見を支援します。さらに今回のリリースでは、Veeam Explorerのサポートなど、Nutanix AHVの完全なアプリケーション認識バックアップ機能が、次を含むいくつかのワークロードで利用できるようになりました。

  • Oracle
    • PostgreSQL
    • Microsoft SQL
    • Microsoft SharePoint
    • Microsoft Active Directory
    • Microsoft Exchange

日々の課題は現実のものです。ワークロードの拡大、新たなハイパーバイザーの導入、クラウドへの移行といった多くの不確定要素がある中で、組織は厳しい予算内でより多くのことを成し遂げる必要があります。ITリーダーやIT管理者には、スキルをレベルアップしたり、手元にある所見やレポートをじっくりと調べたりする時間がありません。Veeamには Veeam Intelligenceによるソリューションがあります。

生成AIを搭載したVeeam Intelligenceは、自然な方法で質問して回答を受け取るだけでなく、古くなったコンポーネントの特定、リスクの高いアイテムの強調表示、さらには異なる言語での回答の提供など、データを詳細に分析することもできます。これは単なるVeeam AI Assistantの進化(そして名称の変更)ではなく、完全な「革新」であることに留意してください。

Veeam Data Platformでデータレジリエンスを活用する

データの回復力に関して、Veeam Data Platformは、企業の要求とコンプライアンスの課題に応えるための機能やソリューションを比類のないスピードで提供し続けてきました。1年前のインラインマルウェア検出の提供から、今日では幅広いプロアクティブな脅威検出機能が提供されるまで、データ、ひいてはビジネスの防御に関して、お客様がかつてないほど有利な立場に立っています。

Veeam Data Platform v12.3でデータの回復力を容易に実現する:1 ハイブリッド資産のための包括的なプラットフォーム。2 サイバー回復力に関するプレミアサミット。3 メジャーリリースを12ヶ月にわたって提供。

Veeam Data Platformは本日、一般提供が開始されました。既存のお客様はマイアカウントページからダウンロードできます。55万社におよぶVeeamのお客様がすでに知っていることを体験したいという方は、30日間のVeeam Data Platform Premium Edition評価版を今すぐダウンロードできます。

 

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