VeeamON 2019において、製品戦略チームのメンバーに加わって多数のライブデモを行い、最新の注目製品や機能をご紹介しました。前半は2019年のこれまでのリリース内容を中心に、後半は今後のリリースを中心にご説明しました。その1つが、Veeam Backup & Replication v10のCloud Tierに追加される期待のコピーモード機能です。
既存の9.5 Update 4の機能と同様に、Capacity Tierにコピーされたバックアップデータに対してあらゆるリストア操作が可能です。テクニカル・メイン・ステージの基調講演で、SOBRマシンのインスタントVMリカバリのデモを行い、災害によりPerformance Tierの全てのエクステントを消失するシミュレーションを行いました。以下のデモでお分かりいただけるように、復元はCapacity Tierから直接送信され、このケースではそれがAmazon S3によってサポートされました。
コピーモード機能
コピーモードは、スケールアウト・バックアップ・リポジトリ(SOBR)のCapacity Tierのエクステントに対して設定可能で、オブジェクトストレージ・リポジトリによってサポートされます。これを選択すると、標準のバックアップまたはバックアップ・コピー・ジョブの一部として作成された全てのバックアップファイルがCapacity Tierにコピーされます。これにより、データのフルコピーを1部オフサイトに保存することを求める、バックアップの3-2-1ルールに完全に対応できます。
この機能は、Veeam Backup & Replication 9.5 Update 4以前のバージョンの一部として今年リリースされた既存の移行機能に追加されるもので、バックアップデータのコピーをオブジェクトストレージ・リポジトリにほぼ即座にコピーできます。以下に、メインステージでご紹介したテクノロジー(とベストプラクティス)の詳細分析を示します。
さらに、v10で登場する新しいコピーモード機能の一部を説明するデモ専用セッションのフルバージョンもご紹介します。
注: 技術プレビュービルドのデモとスクリーンショットは変更されることがあります。
Update 4で現在使用可能な機能の概要については、こちらのリンクにアクセスしてください。発表以降に作成されたCloud Tierのコンテンツを全てご覧いただけます。
まとめ
コピーモードは、v10のCloud Tierの大きな機能強化となります。この機能を利用してIaaSやCloud Connect Backupのデータ回復性を実現する新しいサービスを提供することに目を向けた、Veeamのオンプレミスのお客様やVeeam Cloud & Service Providerのパートナーの優れたユースケースを多数見ることができます。
v10のリリースが迫る今後も、Cloud Tierコピーモードのさらなる情報にご注目ください。
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