あらゆる企業、特にエンタープライズは、クラウドへの移行の課題に直面しています。これは「もしも」の話ではなく、「いつ」「どのようにして」起こるのかという問題です。
多くの組織にとって、その「いつ」とは今日であり、「どのようにして」はVeeamによってということになります。
最近、Veeam Backup for Microsoft Office 365の導入が急増しています。1年少し前にこの製品の提供を開始してから、この短期間でこれほどの反響があるとは、私たちでさえも想像していませんでした。
2017年、25,000を超える組織がVeeamのOffice 365バックアップ・ソリューションをインストールしました。これは、230万のMicrosoft Officeメールボックスに相当します。2017年の第4四半期には、前四半期比で327%増という圧倒的な成長率を記録しました。これらの数字は、Office 365データ保護の明らかなリーダーとしてのVeeamの加速する勢いを示すものです。
この記事を読んで、「MicrosoftはOffice 365のバックアップに対処してくれないのか?」とお考えかもしれません。
Microsoft Office 365のようなSaaSプラットフォーム・プロバイダは、アプリケーションの稼働時間と、基盤となるインフラストラクチャについては責任を負っていると覚えておくことが重要です。しかし、自社にとって不可欠なビジネス・データの管理および保護は、お客様が責任を負っています。
VeeamはOffice 365のバックアップを作成することが重要な6つの理由を特定しました。
- 意図せぬ削除: 意図的かどうかにかかわらず、ユーザーを削除した場合、その削除はネットワーク上全体で再現されます。バックアップを作成していた場合、そのユーザーをオンプレミスのExchangeまたはOffice 365に復元することができます。
- 保持ポリシーのギャップと混乱: Office 365の保持ポリシーは、管理については言うまでもなく、遅れをとらないようにすることも大変です。バックアップは、簡単に復元できるよう、全てが1つの場所で保護および保管され、より長く、アクセスしやすい保持を実現しています。
- 内部のセキュリティ脅威: 多くの企業は、社内から発生する脅威に直面しており、その脅威は想像以上の頻度で発生しています。高度な復元ソリューションは、重要データの紛失や破壊のリスクを軽減します。
- 外部のセキュリティ脅威: マルウェアやウイルスは、この1年間だけでも、世界中で組織に深刻なダメージを与えています。バックアップを作成しておけば、攻撃を受ける前にメールボックスをインスタンスに簡単に復元できます。
- 法的要件とコンプライアンス要件:法的措置を講じている間に、メールボックスのデータを取得できるように、また規制コンプライアンスのニーズに対応できるようにします。
- ハイブリッドのメール環境とOffice 365への移行の管理: Office 365に移行する場合、またはオンプレミスのExchangeとOffice 365ユーザーが混合している場合、Exchangeデータは同じ方法で管理され、保護される必要があります。バックアップ元の場所は関係ありません。
私たちが誓った約束は、あらゆるクラウド上のあらゆるアプリ、あらゆるデータをお客様が保護できるよう支援するということであり、この最新のニュースは、その約束を果たす道にさらに一歩近づけるものです。Adistaのクラウド・ソリューション・マネージャーであるThierry Schaal氏の意見をご紹介したいと思います。Adistaは、Veeam Cloud & Service Provider(VCSP)パートナーの1社です。
「クラウドに移行するワークロードが増えるにつれて、お客様は、SaaSアプリケーションには通常、組み込みのデータ保護がないということを理解しなければなりません。SaaSの利用により、独自の内外によるセキュリティ脅威のほか、よくあるデータの削除シナリオや保持ポリシーのギャップなどが明らかになっています。多様なインフラストラクチャおよびアプリケーションに対して、切望されているデータ保護サービスを提供する機会が急速に増加しています。だからこそ、私たちはVeeam Backup for Microsoft Office 365に期待しているのです。」
当社のお客様やパートナー様がVeeamソリューションの価値を実感していることを耳にするのも、いつも嬉しく思っています。私のお気に入りの引用で、当社顧客であるEgelim Lojistik A.S.のITマネージャーを務めるHur Taner氏の言葉をご紹介します。
「この製品に出会うまで、自分の電子メールは安全だと思っていました。今は確信しています。安全であることを。」
先月、自分のブログで、企業がどのようにして新しいマルチクラウド・モデルで自社のアプリやデータのアベイラビリティを確保しているのかについて、そしてOffice 365バックアップの導入がその発展の好例であることについて執筆しました。あらゆるお客様が、クラウドに移行して、インフラストラクチャを拡張する中で、Veeamが常にAlways onアベイラビリティを保護および確保してくれる安心感を得られます。
Gartnerによる2017年5月のレポート 『Adopt Microsoft Office 365 for Damage Control and Fast Recovery After Malicious Attacks』をご一読ください。このGartnerのレポートには、Office 365バックアップに関する情報がさらに詳しく記載されています。
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