Veeamユニバーサルライセンスのご紹介

注:
本ブログ記事の情報は、2022年2月25日に更新されたものです。

このたびVeeamは、ポータブルライセンスの拡張を行いました。オンプレミスやクラウドにある重要なワークロード、アプリケーション、価値ある情報の保護が、かつてないほど簡単になります。

皆様は、日々増加や変化、拡大を続ける複雑な環境を利用しています。種類も物理やベアメタル、仮想だったり、場所もオンプレミスやクラウドだったり、あるいはこれらが組み合わさっていたりします。Veeamの目標は、ワークロードの種類や保存場所に関わらず、データ保護をシンプルにすることであり、これはライセンスについても同様です。そのためVeeamは、完全なライセンスポータビリティを提供するというミッションに取り組んでまいりましたが、その約束をさらに拡大させるものとしてVeeamユニバーサルライセンス(VUL)をリリースいたしました。2019年にリリースされたVULは、あらゆるワークロードを保護する主要なライセンスとなっています

VULとは

以前のポータブルライセンスVeeam Instance Licensing(VIL)に対して頂戴しましたお客様からのご意見をもとに、2019年10月1日、Veeamは以前のライセンスソリューションを改良しました。仕組みをシンプルにし、「Veeamユニバーサルライセンス」という新たな統合ソリューションにアップグレードしました。VULは、ポータブルでシンプルというメリットが、フル機能の汎用的なエディションに1つになったライセンスで、Veeamの購入と使用をかつてないほど簡単にしてくれます。VULでは、ワークロードの保存場所に関わらず、保護対象や保護するタイミングを柔軟に選択することができます。

VM: VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、Nutanix AHV、Red Hat Virtualization

サーバー: Microsoft Windows、Linux、Unix

ワークステーション: Microsoft Windows、Linux、macOS

クラウドインスタンス/VM/データベース AWS、Azure、Google Cloudなど

エンタープライズアプリケーション: SAP HANA、Oracle RMAN、PostgreSQL、Microsoft

NAS/ファイル共有 フロントエンド容量:500GB/ライセンス(v11で)

Veeam Backup & Replicationの機能は全て、VULでライセンスが付与されます。これにはVeeam Availability Suite、Veeam Backup & Replication、Veeam Backup Essentialsが含まれます。

VULが必要な例としては、Veeam Backup for AWS/Azure/Google Cloud、Veeam Agent for Microsoft Windows/Linux/macOS/Unix、NAS/ファイル共有、Nutanix AHV、Red Hat Virtualization(RHV)、Veeam Enterprise Plug-in for Oracle/SAPなど、このほかにも多数あります。また、VULはフル機能でポータブルなライセンスなため、VMwareやHyper-Vの仮想マシンを保護する場合でもベストな選択肢として推奨されます。

ポータブル。柔軟。汎用性。

ポータビリティは、Veeamのライセンスへの取り組みにおける基本です。今回、Veeamのサブスクリプション・ライセンス・ソリューションに、素晴らしいアップデートや改善を多数実施しました。ライセンスのポータビリティを確保するという取り組みにおいて大きな進歩を遂げ、過去2年半で、非常に多くのお客様にVULを導入していただきました。ポータビリティと柔軟性があり、長期の契約で縛られることもないという包括的なメリットがあるためです。

VULの販売形態

これまでと同様、VULは5~10ライセンスのバンドルで、1~5年のサブスクリプションとして販売されます。ご利用のワークロードとビジネスの規模に応じて、以下のオプションをはじめ、ニーズに合ったソリューションをお選びいただけます。

CapExが必要なお客様向けに、永久取引タイプのVULもご用意しています。

その他のライセンスについて

ソケットベースの永久ライセンスは、2022年7月1日以降、販売を終了します。ただし、運用は継続します。ソケットライセンスは、オンプレミスのVMwareとHyper-Vの機能のためだけに販売されていました。これらのライセンスは今後も機能はしますが、全体的に制限があることは明らかです。2018年以降のリリース(V10、V11、V11Aなど)で、Veeam Backup & Replicationには、ソケットベースのライセンスでは保護できない、クラウドネイティブなバックアップやNAS、物理ワークロード、エンタープライズアプリに対応する機能が多数追加されてきました。今こそ、VULに移行するときではないでしょうか。

ソケットライセンスは今後も機能します。ソケットライセンスをご利用のお客様は、以降のリリースも含め、7月1日以降も使用可能です。ソケットライセンスをVULライセンスと統合することも可能です。ただし、環境全体の機能の性能は、ソケットライセンスのエディションによって決定される点にご注意ください。また、ソケットライセンスが存在する環境では、VMwareとHyper-Vのワークロードは全てそのソケットライセンスで保護しなければなりません。一部のVMをソケットライセンスで保護して、ほかはVULで保護するといったことはできません。

ライセンスをシンプルにしておく方法としては、ソケットライセンスをVULに移行するという手があります。そうすることで、利用できる機能が増え、高い柔軟性でどんな場所にあるワークロードも全て保護できます。

Veeam Backup for Microsoft Office 365Veeam Disaster Recovery Orchestrator、Kasten K10では、引き続き既存のサブスクリプションライセンスを使用します。現時点ではVULの対象にはなっていません。

VULでさらに快適に

是非VULの使いやすさを実際に体験していただき、今後のデータ保護の取り組みに備えてください。またVeeamでは、お客様の現在の契約に関わらず、既存のライセンスをVULに移行およびアップグレードするためのオプションを多数ご用意していますのでご安心ください。詳細につきましては、こちらをご覧いただくか、Veeamあるいはパートナーの担当者へお問い合わせください。

VULは、ポータブルかつ使いやすいソリューションで全てのワークロードにライセンスを適用する最適な方法であると、きっとご納得いただけると思います。VULのメリットを、是非ご活用ください。

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