Fujitsu ETERNUS Storageプラグイン提供開始

Veeam Universal Storage APIを使用すると、短時間でストレージインテグレーションを実装できます。これはVeeamの強力なフレームワークの1つです。このフレームワークはVeeam Backup & Replication 9.5 Update 3から追加されたもので、Veeamと弊社のアライアンスパートナーは、新しくサポートされるストレージシステムを素早く連携できるようになりました。

Fujitsu Storage ETERNUS DXとAFは、Veeamプラグインでサポートされる最新のシステムです。

このFujitsu Eternus Storageプラグインにより、強力なストレージスナップショットからのバックアップ以外にも、多くのすばらしい機能を利用できるようになっています。このプラグインには次の機能が備わっています。

ここからは、このストレージプラグインの上記の機能を確認していきましょう。

Veeam Explorer for Storage Snapshots

これもおすすめの機能で、EnterpriseおよびEnterprise Plusエディションで使える、強力なオプション機能です。この機能によって、既存のストレージスナップショットからリストアできるようになり、ファイルレベルのリストアや、Application Object Exportsという新しい場所へのVM全体のリストア(アプリケーションとデータベースを元の場所に復元することも可能)、さらにはアプリケーションアイテムのリストアなどが可能になります。この機能では、Fujitsu ETERNUSのストレージスナップショットを読み取ってVeeamに渡し、リストアを開始します。全てシームレスに、しかもプライマリストレージのリソース運用に影響を与えることなく行われます。下図は、Fujitsu ETERNUSアレイ上のスナップショットから、7つのリストアシナリオを開始する方法を示しています。

ストレージスナップショットからのVeeamバックアップ

プラグインで利用できるこの機能によって、バックアップ実行時にストレージインテグレーションの能力が最大限に発揮されます。ストレージスナップショットからのバックアップエンジンにより、バックアッププロキシは、ストレージスナップショットからのバックアップジョブや従来のVMware vSphereスナップショットからのバックアップジョブの負荷を大幅に軽減することができます。お客様はこの連携機能を活用することで、1日の中のどの時点でも、バックアップやレプリカを取得できるようになります。もちろん、VMware変更ブロック追跡(CBT)やアプリケーションの整合性など、お客様が期待される機能も利用できます。そうした全ての動作は、この連携機能に対して透過的に行われます。下図では、バックアップ・ジョブに関係するI/Oを時系列に示しています。

On-Demand Sandbox for Storage Snapshots

Veeamは“DataLabs”(バックアップデータを活用するという概念)のユースケースにおいて先進的な機能を有しています。Fujitsu ETERNUSのような統合ストレージシステムを使用するお客様は、この強力な機能の恩恵を受けることができます。On-Demand Sandbox for Storage Snapshotsという機能によって、ストレージスナップショットを取得し、独立した仮想ラボ上にそのVMを展開することができます。これによって、クリティカルなアプリケーションの変更点のテスト、スクリプトのテスト、アップグレードのテスト、テスト結果の検証などに使用できます。

お客様にとって実際に役立つ点の1つとして、On-Demand Sandbox for Storage Snapshotsによって、システムへの変更が何らかの理由で想定通りに動作しない事態を回避できる、ということがあります。Fujitsu ETERNUS DX/AFアレイを利用するOn-Demand Sandboxでアプリケーションを起動すると、この“変更”に関するリスクついて事前把握できます。例えば、「どのくらいの時間がかかるのか」あるいは「何が起こるのか」を把握できます。 最も重要な確認ポイントは、「きちんと機能するのか」です。 ある変更で何が求められているのかを正確に把握できていなかったことから、変更要求が取り消されてしまうという事態を避けられるため、時間の節約にも寄与できます。

プライマリストレージスナップショットのオーケストレーション

Fujitsu ETERNUS DX/AFストレージ用プラグインでは、スナップショットを作成するVeeamジョブも設定可能です。これらのジョブではバックアップは生成されませんが、ストレージスナップショットが生成され、Veeam Explorer for Storage Snapshotsを介して簡単に扱うことができます。

ストレージ・スナップショットの機能をフル活用しましょう

Fujitsu ETERNUS DX/AFストレージシステムは、Veeamに統合されている最新のアレイです。 こちらからぜひダウンロードしてみてください。

また富士通様にてご紹介ページも開設しております。こちらもぜひご確認ください。

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